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光「はぁ？聞いてないだぁ！？」
怒鳴るような声にびくりと一瞬震える。
充血したように赤く、睨むような目を向けられて、傍にいた雄也が肩を叩いて光くんを抑えてくれた。
雄也「まあまあ光くん落ち着いて。」
光「一緒に住むんならそんくらい確認しとけよ！」
雄也「いや、Aもちゃんと考えてんだよな？」
A「うん…まあ暫く一緒に暮らすって大ちゃんから言ってくれたってことは、怪しいことはないんじゃないかなーって。」
光「それは…そうかも、だけどさぁ！
そうじゃねーじゃん！有岡に女関係が全くないかどうか白黒ハッキリさせなくていーのかよ？！」
熱の篭った言葉に思わず怯むと、見かねた雄也が鼻息荒い光くんを脇にどかして静かに口を開いた。
雄也「まあ、さ。大丈夫っつーなら別にそれでいんだって。Aも彼氏を信用してるから聞かなくても平気だって思ったんだろーし。」
光「まじでバカだわ。」
雄也「こら。」
悔しそうに、歯痒そうな顔をした光くんが手を伸ばして私の頭を一度、軽く叩いて、その手を雄也が掴む。
掴まれた手から逃れようとして、光くんはハイハイ、と両手をあげて何もしないことを示した。
光「分ぁったよ。俺はもうAと有岡について何も言わねーから。」
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作者名：環
| 作成日時：2018年8月26日 15時
