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A「でも前はよく買い物とか、ご飯行ったりとかしてたし、」
光「前は、だろ？
最近は滅多に来ないくせに、来るときはほぼ真夜中。んで、おまえ起きたらあいつ、いないんでしょ？」
A「まぁ…うん。」
雄也「夜這いで会うとか。
Aの行く末不安だわー。」
そう言われて思わず、苦笑いを漏らした。
光「A。
俺ほんと、心配してんだよ。」
A「光くん……。」
真剣な声と表情に、
笑っていた頬を戻した。
光「俺の友達でも、そういう目にあったって子、いるよ。
男の俺が言うのもなんだけど、結局悪いヤツに騙されて辛い思いすんのおまえじゃない？
別に紹介した責任感じて言ってんじゃなくて、友達として、心配で言ってんだよ。」
ひどく神妙な顔つきの光くんに、なんて返事をしたら良いのか分からず困ってしまう。
だけど、本気で心配してくれていることは痛いほど伝わって、改まった顔をして頷いてみせた。
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作者名：環
| 作成日時：2018年7月28日 23時
