検索窓
今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:198,197 hit

28 ページ28

大貴「A好きだ」










突然の有岡の台詞に、私は耳を疑った。










A「……え、ええっ!?」






大貴「ええっ、じゃなくて。
おまえのことが好きなんだって」










動揺しまくりで顔が真っ赤になる私に、
有岡が真剣な顔で詰め寄ってくる。










大貴「Aは?俺のこと好き?嫌い?」






A「き、嫌いじゃないよ…」






大貴「じゃ、好き?」






A「そんなこと……急に言われても困るよ」











「…困られてもこっちも困るんだが」










???






思わずバチッと目を開けると、学校内でも厳しいと有名な数学教師と目が合った。




しかも壇上からわざわざ私の席の真横にまでご出張。










(げっ!!?)










「問題を解いてほしいと指名されるのがそんなに困るのか。顔洗って目を覚ましてこい」












クラス中の笑い声を背に、すごすごと教室を去りながら『なんだ、夢か』と密かに安堵の溜息を吐く。






…そんな話が現実にあるわけがない。









有岡がいなくてよかった。










もしいたら誰よりも大爆笑をかましていたに違いないお隣さんは、この夏休みの講習には相変わらずバイトとやらで来ていない。






部活も引退すると周りはすっかり受験モードで、
講習の毎日。






何だか毎日過ぎるのが早い。


29→←27



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (236 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
528人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年1月26日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。