私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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「大変お世話になりました
ありがとうございました」

「またいつでも家に来なさい」

「そうだ平くん！昨日褒めてくれた、うちの漬物持っていって〜！」



時が経つのはとても早く
ここを去り、忍術学園に帰らねければならない
時間になった
とても充実したもので満足している

私の心からの言葉にお父上はお優しい言葉で返してくれる

そして、お母上は私に色々持たせようと
次から次へと色んなものを渡される




私たち二人がそんなやりとりをしている中
お父上の方が先輩の方へと赴く

可愛い娘としばしの別れ
何かと話したいこともあるのだろう

先輩…少しだけ来た時よりもお顔が暗くなったなと感じる時があった
あれは…確か…先輩が祖父母がいるという母屋から帰ってきたあたりだっただろうか…？




むっ？ははん？？？？
そこで見ているお前たち


さては私がそんな細かいことまで見ていることに
驚いているな？


私は普段から『細かいことは気にしない！』の七松小平太体育委員長を支えている人間！！！！！
逆に細かいことを気にしなければならないのだから
当然だっ！！！！！


っと…そんなことを言っていたら
もう二人が話し始めそうだ…





「A」

「父上？どうされました？」

「母さんから聞いたよ
…親父のこと」

「…すみません
すみません父上っ…ご迷惑ばかりおかけして…」



ギョッとした
あの先輩が急に謝り出しては今にも泣きそうになっている
な…何があったというのだ

どうしても私は先輩のことが気になり
お母上の相手をしながら
二人の会話に聞き耳を立てる




「何を謝ることがある親父のことは気にするな
僕だって一回もあの人の言うことを聞いたことがないんだ！
だから家のことなんて気にしなくていい








自分を大切にするためにお前の心が赴くまま好きなように生きなさい」
　




「ちちうえっ…」


「人生を楽しみなさいA
それが何よりの親孝行なのだから」



お父上の手が先輩の小さな頭を触れる
その父上の言葉を受けて先輩は泣き出し







　




私はまた【あいつ】の言葉を思い出した

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