私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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ま、またやってしまった…！！！






と気づいた時には遅く
改めて、この状況の不味さを噛み締めていた

前にも勘右衛門から『豆腐と距離を置きたい』と言われる原因にもなるくらい、夢中になってやらかしてしまった俺のこの行動もとい、この量




とても華奢なAが食べ切れる量でないことは
一目瞭然で


いつもの五年生の男達なら気合いを出せばこれくらいの量を食べれるだろうけど、さすがにそれと同じ量をAが食べるのは無理だ


どう考えても無理だ







いつか俺たちと同じ五年生Aにも食べてほしいと思っていたから
たまたま今日しんべヱが来れない代わりに来てくれたのがAで嬉しくて調子に乗ってしまったんだな…




しかも、Aが
「美味しいです」「私もこんなにお豆腐料理作ってみたい」と頬を緩ませて嬉しいことを言ってくれるものだから
つい調子に乗って少しだけまた別の料理も作ってしまって…





「後で他の五年生にも食べてもらうからさ
本当に気にしないで残してくれよな」






そうAに伝え、俺も箸と食器を持ってきて
残ったものを少し食べよう
身体を台所へと傾け、立ち上がれば




それを止めるように
珍しくAが声を大きくしていった

















「食べますっ！！！！！！！！」

「えっ…！？」







食べるってこれを！？
この量をか！？
と出しておきながらも、その言葉を発したAの正気を疑った


いつもそんな無茶を言う子じゃないんだけどな…
もしかして、俺に気を遣ってくれて…？
そんなの気にしなくて良いのに…






「いやでも…本当に多いだろ？
無理しなくても…」




「だって…！！



















兵助くんが【私のために】作ってくれた料理だから…！
食べたいんです…！！」



「っ…！？」

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