私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？伍っ！【RKRN】

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わからない…
もう三郎くんのことが私には理解できない〜！

さっきは雷蔵くんになりきってたっていうのもあるかもしれないけど！優しい言葉をかけてくれて…
かと思ったらまた強く当たってくるし…！

どうすれば良いんでしょうか…私は…


でも、落ち着いた今でも三郎くんは
私のことをおそらく気遣って留まってくれている
基本的には面倒見が良くて優しい人なんだよね

だから三郎くんに対してはきつい言葉かけられても
嫌いになったりとかはしないというか…
まぁ時々は腹が立つこともあるんですが
ここだけの話とさせてください


でも、あの叫び声は一体なんだったのだろう
そう考え込んだ時、草木をかき分ける音が私たちの方へと向かってくる


「「…！」」


私も三郎くんもそちらの方を思わず見て身構える
と言っても…情けないことに私の場合は…


「な…何かこっちに来てます…！」

「っ〜！だからって私の腕を掴むなっ！離れろっ！！」

「そ…そんなこと言わないでくださいよっ…！」

「言うわ！！いいから離れっ…」


どんどん近づいてくるその気配が強くなる
一方で三郎くんの手刀が私の頭に狙いを定めた

その瞬間

「A！！！！！だい…」

「ろよ！！！馬鹿女！！」

「いたいっ！！」


草木が触れ合う大きな音がしてはピタリとそこで止まり
その代わりにこちらの手刀は止まることはなく
私の頭でごつんと鈍い音する

その手刀の痛さに気を取られ痛みを感じ取った後に自分の名前が呼ばれたことに気づき、三郎くんは手刀を私にし続けたまま
私はその手刀を受けたまま顔だけがそちらの方へと向く


「じょう…ぶ…って…え？」

「「あっ」」

「ら…【雷蔵】〜！？」


顔を向けた先にはふわふわの髪に葉っぱがついていて、目に見えるところでもたくさんの傷があるボロボロの雷蔵くんが目を開いてこちらを見ていた

私も三郎くんもそのボロボロな姿に驚き
心配で雷蔵くんの元へと駆け寄る
しかし、雷蔵くんは自分の側までやってきた三郎くんの胸ぐらを掴んで自分の顔の近くまで引っ張る

え…なにこれどういう状態…



「三郎











お前というやつは〜〜！！
僕がなんでお前に託したと思ってるんだ！？
守るためでしょうがっ！！そのお前がAをぶつなんてどういうことなの！！！」

「違うんだ雷蔵っ…！
本当にこれには訳があって…！！正当防衛なんだ！
私は！！！」

「うるさいっ！！もう僕怒ったんだからっ！！」

「わ…私悪くないのに〜〜！！！！」

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