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「で！！いつになったら起きるんだこいつは！！
もういっそのこと落とせば起きるのか…！？！」
先程からずっと起きないAにいよいよ痺れを切らした鉢屋が投げやりな態度を取り始める
もちろん本気でそんなことするつもりもないが
スヤスヤと自分の背で寝ているAの呑気さに
何故か腹が立つのだ
もちろん冗談であっても反応し
竹谷はこれを慌てて止める
「やめろやめろ馬鹿！！！！！！！
俺の大事なAになんてことしようとしてるんだっ！！！！」
「【八左ヱ門の】かどうかはともかく
流石にそれは良くないぞ
ほらもうここら辺でいいんじゃないか？」
そしてこの中で一番冷静と思われる久々知が
竹谷の言葉を訂正し
第四チェックポイントから少しだけ離れ
道から少しずれた場所で止まって
そう呼びかけた
鉢屋も一度止まり
あたりを見渡して安全性を確認する
「嗚呼…この辺でいいだろ
下ろすぞ」
Aを下ろそうと脚を折れば
鉢屋からAを受け取った久々知と竹谷は支えて近くの木の側へとそっと寝かせる
その間に鉢屋はすぐに支度を整える
Aの顔を一瞬だけ
心配そうにジッと見つめてから
竹谷は腰に手を当ててから
身体を捻って鉢屋に尋ねた
「それで？誰に変装するつもりなんだ三郎？」
「まぁここは…
【完璧だ…！】…で良いだろ」
「立花先輩か
…上手くやれよ」
竹谷に尋ねられながら変装すべき相手の変装道具を取って、それを自身に身に着ける
そうしてできた鉢屋の姿は
先程まで自分達に猛威を振るっていた立花仙蔵を模していた
久々知はそんな鉢屋の姿を確認してから
背を押すような言葉を送る
「変装でヘマをする私じゃないさ
…行ってくる」
「お〜頑張れよ〜！」
久々知の言葉を貰って
気合を入れた鉢屋はさらに竹谷からの声援をもらってその場を去っていく
去っていく鉢屋の背が見えなくなると
待機している竹谷はまたAの方に詰め寄り
Aな顔を特にほっぺをまじまじと見つめ
柔らかそう触れてみたいと指をすっと伸ばす
が
久々知にその腕をガシッと鷲掴みにされて
目指していたAの頬とどんどんと遠くなる
「やめとけ可哀想だろ」
「はい…すみません…」
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えびてん(プロフ) - めろんぱんさん» めろんぱんさんまたコメントしていただき本当にありがとうございます！✨不破くんの心理描写はどう書いたらいいのか悩んだところだったので、読み取ってくださる方がいて本当に嬉しいです…！頑張ります！ﾂﾝﾃﾞﾚｻﾌﾞﾛｰ「ｵﾏｴﾎﾝﾄｷﾗｲ（ﾉﾊﾝﾀｲ）」 (5月18日 23時) (
レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん - 雷蔵の複雑な心理描写がすごく上手です！自分も自分の友達も主人公のことが好きででも僕はその気持ちに気づいていない、気づいていない振りをして感じがして、あぁ……ってなりました！これからも頑張ってください！ﾂﾝﾃﾞﾚｻﾌﾞﾁｬﾝｶﾜｲｲﾈ！ (5月18日 18時) (レス) @page45 id: 407aeb7a76 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - えびてんさん» www面白い (2023年1月8日 0時) (レス) @page49 id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
えびてん(プロフ) - のんさんさん» とても面白いお母さんにしてる笑 (2023年1月7日 21時) (レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - wwwwお母さんww 好きだww (2023年1月7日 20時) (レス) @page49 id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびてん | 作成日時：2022年10月19日 21時
