私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？伍っ！【RKRN】

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走る___










走る____走る_____







呼吸を一定に保とうとすればするほど荒くなり
足はどんどん進まなくなる








それでも走る
　







走らなければならないという使命感とAの温かな重みがただ前へと進ませる動機付けとなっていった





「で！！！！！！！！！
呼ばれたから来たけどさ！！！！！！！！！


絶対接近戦向きの俺たちが残った方が
良かったんじゃないのか…！？！！？！！？」





「仕方がないだろ！？！！？！？
雷蔵がああなると頑固になることはお前も知ってるだろ！！！！！！！！」



「そりゃそうなんだけどさ…！！」と竹谷はこぼす






それでもやはり六年生に勝つには
接近戦というよりも後方向きである二人ではなく
自分達が残った方が良かったことは誰の目にも明らかだったため指摘せざるおえないのだ



そんな中、尾浜の代わりに灯りを持ち先頭を走る久々知が後ろを振り返らずに現状をまとめた






「でも…！！！これからどうする！！！！
もう第四チェックポイントの近くまで来てるが追いつかれるのは時間の問題だぞ…！！！！！」




そうまだ第四チェックポイント




もちろん二手に分かれた上にこのペースではいくら先輩達が余裕ぶっていてもゴールまでには完璧に追いつかれてしまう



しかし、鉢屋はこれに対抗するように
目に炎を灯して笑っていた





「その問いの答えは至って簡単だよ兵助…！！












勝つための手段を選ばなければ良いだけのことさっ！！！！！」




鉢屋のこの答えに思わず竹谷と久々知は武者震いする
しかし、その武者震いも心底面白いと思った故に生じたものだった

彼のこれからの作戦も手に取るように二人にはわかっていたからだ



「もうここまで来たらそれしかないかぁ〜！！」

「俺もそれしかないと思う…！！やろう！！！」




二人の肯定的な意気込みを聞けば
鉢屋はますます闘志を燃やす







「狙うは形勢逆転だ！！！！！！
なんと言われようが【勝ち】を取ってみせるっ…！！」

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