私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？伍っ！【RKRN】

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七松は五年生・六年生の何人かが消えたことに気づくと
一気に気が抜けたようで



ふぁぁと大きく欠伸をしながら
持っている苦無をクルクルと器用に回して
【その場に残った物好き】に声をかける


「皆行ってしまったか〜つまらんっ！！！
それで…？お前が私の相手をする気か？



















不破雷蔵」





おそらく竹谷あたりが自分の相手をするのだろうと思っていた七松は自分の目の前で挑戦的にこちらを見ている不破が自分を止めることに回るとは
考えもしなかったのだ





「七松先輩がAを気絶させた張本人ですからね


それに前々からAはあなたに困っていたので
ちょうどいいです」




七松は『自分の方がAのことをよく知っています』というような不破の口ぶりに
自身も気づかないうちに苛立ちを覚える






「嫌よ嫌よも好きのうちという言葉を知らないのか？」















「貴方のそれは【勘違い】って言うんですよ
そちらこそ…ご存知ないんですね？」











これが七松の逆鱗に触れた










七松のいつものような笑みは消え
目を狼のようにギラギラと光らせて
不破の方へときちんと体を向け
苦無の先端もそちらへと向ける






「ほう？お前の割には好戦的だな？
だが、私に【印地】で勝てると思うのか？」




「【印地】だけが僕の戦い方ではないですよ
特に今日の貴方は【この手】で倒したい」







不破も超接近型の七松に【印地】の使い方を変えたしても勝ち目があるとは思っていなかった







ならば、ここは男同士
殴り合いで自らの手でこの男を【ぶちのめしたい】と
拳を強く握る







どつやら覚悟は一丁前にあるらしい









そう感じた七松もグッと拳を握り
足を開いて地に力を込め、低く構える







「良いだろっ！！その心意気を認めて…












【体術】のみで相手をしてやる！！！！


なに！！ちょっと数日意識を失って
伊作の世話になるだけだ！！！！」


「そうやって脅しても…






今日の僕は屈しませんからねっ…！！！！！」

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