私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？伍っ！【RKRN】

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私の言葉に対して返すのは
先程まで私を見ていた立花先輩ではなく
【勝負】という火がついている食満留三郎先輩だ


「ほぅ…？意気込みは立派だが…
実際難しいんじゃないか…？
動けないAを連れて
俺たちに追いつくのは…な？」

「時間制限もある…」

「そうだよ？それに無理して怪我をしたら大変だ」





中在家長次先輩と善法寺伊作先輩は
私たち後輩を思ってのような口調をして
そう言うが

Aをこんな風にした
あんたらが言うなと今日ばかりは思ってしまう







けれどそう思っているのは私だけではない







我々五年生は何も言わずともきっと
この状況での唯一の勝ち筋を共有し合っている







やはりお前たちもそうだよな










「そんなの関係ありませんよ」









気づかれるな












気づかれてはならない













これは【奇襲】だ









　








笑顔をまた張り固め
隠し持っている【刃】に手をかける

















「勝負は【これから】じゃないですか？
先輩方っ！！！！！！！！！！！」

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