私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？肆っ！【RKRN】

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「じゃあ金吾始めましょう」

「はい！よろしくお願いします！！」





忍術学園のとある一角で
Aと一年は組の皆本金吾は
向かい合っていた
その手に木刀を携えて




そう、今日は金吾とAがいつも行なっている
剣術の稽古日だった



金吾はいつもこの日が楽しみで仕方がなく
今日も一年は組の教室で
「今日はA先輩と稽古日なんだ！」と嬉しそうに一年は組の生徒たちに自慢しては

笹山兵太夫や摂津のきり丸あたりから
「ま〜た言ってるよ」と言われ
黒木庄左ヱ門や猪名寺乱太郎から
「本当に先輩のこと好きだよね金吾」とさらに言われるのだ

そして、もちろんいつものことながら
加藤団蔵が「金吾ばっかり！！！ずるいずるいずるい！！！！！」と教室の床に寝そべり駄々をこねる
というのが最近の【一年は組のお約束】なのである






金吾は「やぁぁ！！！！！」と喝を入れながら
Aの方へと突っ込んでいき
それをAが金吾の動きを利用して刀で
攻撃を流す

そして、また金吾が手を替え品を替えてAに突っ込んでいくということを繰り返す








いつかAに攻撃が届くと信じて






「ふぅ…今日はここまでにしようか？」

「ｾﾞｪ…ﾊｧ…あ…ありがとう…ございました…」






最後に攻撃をAがかわして倒れ込むように地面に大の字で寝そべった金吾を見て
Aが今日の稽古の終わりを告げる
金吾は息が絶え絶えになりながら
地面に手をつきながらだがなんとか起き上がって
Aに礼を告げる



そんな一生懸命な金吾の姿に
Aは微笑む




「ふふっ今日も頑張ったね金吾…！
偉い偉い…！」

「う〜〜！！まだまだですっ！！！！！！！
先輩は息も上がっておられないなんて…
流石だなぁ〜…！！」




「金吾も鍛錬を続ければいずれはそうなるよ
でも今日はいつもより疲れてたんじゃない？
何かあったの…？」

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