私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？肆っ！【RKRN】

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生徒達からの大バッシングを受けた
学園長先生は投げやりにそのバッシングを跳ね返すが如く開会を宣言した


「と！！に！！か！！く！！！
これより全学年対抗肝試しマラソン大会を開始する！！！！！」

「はぁぁ…それではルールを説明する
土井先生」

「はい…山田先生…」


そんな学園長先生に呆れている山田先生が
この場をビシッと締めて空気を切り替える



山田先生からバトンを受け取った土井先生は
『また教科書が進まない…！！』と考えているのか
お腹を痛そうに手で押さえていた手をしまって
ルールを説明する






「まず人数の多い一年生は組ごとに
それ以外の学年は学年ごとに一つのチームとする

各チームには灯りとして【龕灯】と
チェックポイントを記した地図を
一つずつ用意してあるからこれらを用いるように」




「がんこ？？？」

「違うよしんべヱ…
【がんどう(龕灯)】だよ」






土井先生が発した【龕灯】を聞き間違え
不思議そうな顔をしていたしんべヱを
乱太郎が訂正し、フォローした

しかし、土井先生はこのしんべヱの反応に嫌な予感を沸々と感じていた





「あ〜！なるほど龕灯ね！！
で、その龕灯って…













なに？？？？？」




しんべヱを除く一年は組の生徒と土井先生は見事にテンポ良く地面へと転ける

そうするとここからはもう
いつものお約束通りに事は運ぶ


土井先生はしんべヱにぐっと顔を近づけ
「教えたはずだ教えたはずだ教えたはずだ〜！！」
と叱りつける






そして、今回の説明役は…



「龕灯とは！
またの名を強盗提灯といい
懐中電灯がなかったこの時代
忍者が用いる灯りのことであり

銅板・ブリキ板などで釣鐘形の枠の中に蝋燭を
入れて使用する
この蝋燭は自由に回転できるようになっていて
どんな角度でも蝋燭は垂直になる仕組みだ

さらに光は正面を照らすため持っている者の顔は見えないという優れた提灯である








以上説明は用具委員会委員長
食満留三郎でした！

わかったか？しんべヱ？」

「わかりました〜！！！！」




説明をし終えた食満は
後輩のしんべヱの方を見て
理解できたかを確認する



するとしんべヱは片手を上げて自分が理解したことを元気よく示す





これでようやく話を戻せそうだ

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