3 ページ3
というわけで名前呼びを許可したら
まさかの名前呼びを強要されました私です
強要してきた竹谷くんは片手で
逃げないように私の手を掴み
もう片方の手は自分の名を呼ぶように
自身を指している
「ほい
【八左衛門】」
「は…はち…竹谷くん…」
うん！！！！努力はしてる！！！！！！！！
だって急に呼べって言われても
なんだか恥ずかしくて…
もう勘弁してほしいと彼の様子を伺ってみる
「…そんな目で見てもダメだぞ」
そんな目とはどんな目だ
普通に見ているだけなんだけど
でも、そのセリフから何を言っても
彼は譲らないということだけはわかった
ならば、もう呼ぶしかないのだろう
ちょっと照れて赤くなった頬を誤魔化すために
パチパチと手で叩き
一呼吸し覚悟を決めて彼を見る
「…八左ヱ門くん？」
「…おっほ〜」
意を決して言ってみたのに
彼は目頭を手で押さえて私を見ないし
返事も曖昧だ
せっかく言ったのに…
もう少し喜んでくれるかと思った…
八左ヱ門くんのバカ…
「青の攻撃、効果はバツグンだ」
「三郎…揶揄わない！
でも二人いい感じだね…！」
「なっ…！？！！？Aには兵助が…！」
「…？勘右衛門何か言った？」
「なんでも！！！！！！！」
彼に今、目を向けるのは恥ずかしくて
鉢屋くん達の方を見れば
なんだか三人は三人で盛り上がっているようだ
あれでも…よくよく考えたら
こうやってみんな集まってると…
ここにいない【いつものもう一人】がくる可能性が高いんじゃ…
「あれ？皆ここにいたのか」
ほらやっぱり〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！
言わんこっちゃない〜！！！！！！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えびてん(プロフ) - 冴川冬香さん» そして、ご指摘ありがとうます！おっしゃる通り抜けていたので訂正しました！とても助かります！ありがとうございます！今後も応援いただけますと幸いです！よろしくお願いします！ (2022年7月25日 11時) (
レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
えびてん(プロフ) - 冴川冬香さん» 冴川冬香さん！いつも読んでいただきありがとうございます！兵助くんはこの時点では多分まだかなぁって感じです…！キュンキュンしていただけてとても嬉しいです！ (2022年7月25日 11時) (レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
冴川冬香(プロフ) - 読んでいてふと思ったのですけれど、38話ラストの兵助のセリフは、名前、の前後の()が抜けているのではないでしょうか……？差し出口でしたら大変申し訳ありません(汗) これからも応援しています。連コメ失礼しました！ (2022年7月25日 1時) (レス) id: bfc941b2ad (このIDを非表示/違反報告)
冴川冬香(プロフ) - こんばんは！夜分遅くに失礼します。いつも楽しく読ませていただいている者です。今日の更新を見ても、兵助はやっぱり夢主ちゃんのことが好きなのでしょうか？積極的な八左ヱ門にも、娘ラブ(?)な潮江先輩にも、毎回キュンキュンしています笑 (2022年7月25日 1時) (レス) @page38 id: bfc941b2ad (このIDを非表示/違反報告)
えびてん(プロフ) - あいさん» あいさんありがとうございます〜！そう言っていただけるととても救われます〜！ (2022年7月23日 10時) (レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えびてん | 作成日時：2022年7月7日 20時
