かわいい4年生はもふもふもふもふとともに…【男主】

1から5人目 ページ3

1人目、2人目、食満留三郎、潮江文次郎

食満留三郎side

用具委員会の予算を増やしてもらうために文次郎と立ち話をしていると珊瑚がとことこと近づいてきた。

食｢どうしたんだ珊瑚？何か用事か？｣

珊『あの…珊瑚は留にぃと潮江先輩のこと嫌いです!!』

両目をきゅっと瞑って珊瑚は言う…

食｢珊瑚嘘つかない…｣

珊『んえ!!なんでわかっちゃったの？』

食｢俺だって6年生だぞ？大方哀車の術でもかけようとしたのだろう？｣

珊『留にぃすごい!!』

嘘だとわかっていても嫌いと言われるのは心が痛む…

食｢まぁ、珊瑚とあまり交流のない文次郎はわからなかっただろうな？｣


潮｢なんだと留三郎!!｣


先｢珊瑚、哀車の術失敗。次の相手を探しなさい。｣

珊『はぁい…』


3人目、4人目、七松小平太、中在家長次


中在家長次side


小平太の鍛錬に付き合っていると瑠璃川が駆け寄ってきた。

珊『七松先輩〜中在家先輩〜』

七｢どうした珊瑚？｣


珊『珊瑚は七松先輩と中在家先輩のこと嫌いです!!』

……嘘だろうな…おそらく哀車の術…小平太も気づいて…ない？！

七｢珊瑚…傷つくぞ…｣

本気で悲しんでいる…

珊『嘘です!!先輩!!珊瑚七松先輩のことも中在家先輩のことも大好きです!!』

七『そうか。私も大好きだぞ!!』


珊『んん？？もしかして珊瑚が嘘ついてるって…知って…』

中｢もそ｣


先｢ううーん…珊瑚、次の相手を探しなさい…｣


珊『はぁい…』


5人目、立花仙蔵
立花仙蔵side

部屋で本を読んでいると、珊瑚が訪ねてきた。


珊『立花先輩…大事な話があります…珊瑚…立花先輩のことが嫌いです!!』

両目をきゅっと瞑って言う珊瑚…嘘だな。ふむ…少しいたずらしてみるか…


立｢珊瑚。本当に私のことが嫌いなのか？｣

珊瑚を後ろから抱きしめながら耳元で囁く。


珊『んッ…本当に本当に嫌いです…』

立｢嘘を着くとどうなるか…教えようか？｣

空いた片方の手で反対の耳を弄りながら囁く。

珊『んッ…やぁ…立花先輩…くすぐったいのでやめてくらしゃい…』

快楽からか、呂律がだんだん回らなくなっていく珊瑚。この辺で今回は勘弁してやるか…

立｢珊瑚、私に哀車の術をかけようなど、100年早いぞ!!｣

珊『じゃあもっとたくさん勉強してからまたかけに来ますね!!』


手を洗って待っててください!!と言いながら部屋を後にする珊瑚。…そこは首を洗って待っててくださいだろ…手を洗ってどうするんだ…

続く…

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