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ジェスさんがカードで払うらしく、計算が面倒になった俺は多めに3万渡した。
ジ「えびちゃんこれ多すぎじゃない?」
『良いよ。多かったらなんか飲み物とか買うので使って?』
渡した3万をそのまま返してこようとするジェスさんを躱し先に店を出る。
会計の時その場に居ない方が良いのは社会人としての暗黙のルールだ。
先に出た俺を追うように蓮さんと北斗さんも出てきた。
松「ジェシーがタクシー呼んどいてくれたけど…」
目「ありがてぇ。」
先程立ち上がった時もそうだったが場の雰囲気もあってか久々にかなり酔ったようだ。
しっかり立っているつもりなのに身体が揺れる。
目「えびちゃん大丈夫?w」
松「結構呑んだもんねw」
『だいじょーぶ。』
ちゃんと喋れてないじゃんwと2人が笑っていると会計を終えたジェスさんが店から出てきた。
タクシー2台呼んであるというジェスさんについていき、タクシーが止まっている所までくると俺と蓮さん、ジェスさんと北斗さんで別れる事になった。
ジ「今日楽しかったね!じゃあおやすみ。」
松「またね。」
そう言うと2人はタクシーに乗り込み走り去っていった。
目「じゃあ俺らも乗ろっか。」
『うん。』
目「先えびちゃんの家で良いよ。」
『ありがとー。すみません、△△の〇丁目までおねがいします。』
「かしこまりました。」
蓮さんの言葉に甘え、自宅の住所を言うとタクシーが走り出した。
車内では蓮さんが時折話し掛けてくれていたが酔いと心地好い揺れにいつの間にか俺は眠ってしまっていた。
−−−−−−−
🖤side
目「えびちゃーん…着いたよー?」
『んぅ…zzz』
えびちゃんが運転手さんに告げた場所に到着し、声を掛けるも眠りが深いようで起きそうに無い。
運転手さんにどうするんですか?と視線で訴えてきているのを感じた俺はしょうがないので俺の自宅にそのまま向かってもらう事にした。
寝てる人の荷物とか漁って勝手に家上がるのはやめといた方が良いだろうしな。
かしこまりました。とハザードランプを切り再びタクシーは走り出した。
体勢が崩れて俺の肩に頭を乗せる形になったえびちゃんの顔を覗き見ると俺と確かに似てはいるが、幼く見えるその寝顔にちょっとだけ可愛いなと思った。
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おにぎり(プロフ) - 友里花さん» 返信遅くなりまして大変申し訳ございません。名前変更の件ですが、自分が執筆しております作品では全て名前固定で進めさせて頂いております。御期待に添えず申し訳ありません。 (7月28日 12時) (レス) id: f423f4b22b (このIDを非表示/違反報告)
友里花(プロフ) - すみません…名前変更をできるようにしてもらえないでしょうか? (2023年4月26日 0時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
ccs730(プロフ) - 楽しみにしています!! (2023年3月22日 19時) (レス) id: 45e6ad97f4 (このIDを非表示/違反報告)
オタくん(プロフ) - 移行おめでとうございます🎉楽しみにしています! (2023年3月22日 19時) (レス) @page49 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - オタくんさん» リクエストありがとうございます!他のグループですね?分かりました!ページ数的に2冊目になるかと思いますが書かせて頂きます! (2023年3月22日 4時) (レス) id: d2499fa5ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おにぎり | 作成日時:2023年2月2日 2時