Only You (ページ4)

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桃side

次の授業が移動教室やからっていうのもあったんかな、部活にも所属してない私は自分のクラス以外に知り合いなんてほぼいないから基本的にはいかない

ま、私がクラスに行っちゃうとみんな私に夢中になっちゃうからってのもあるんやけどね！

キャーーー

案の定シゲのクラスに着いた途端に歓声が上がる

モブ「誰かに用なのかな？？」
モブ「話しかけてみたーい！！」
モブ「顔まじでちっさい」
そんな声が聞こえる

神ちゃんがシゲのもとへ駆け寄る様子をぼーっと眺めていると

視界に入ったモサモサしている髪の毛

桃「……！？」

知ってる、私はあの顔を知っている！！

何にも考えんでそいつの前に行き

桃「ちょっと来てや！」

返答なんて待たないで、ひったくるかの如くモサ男の腕を取って連れ去った

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緑side

目的のシゲのもとへ行き無事お弁当箱を回収できた！

珍しくのんちゃんもついてくるってゆうたけど、相変わらずすごい歓声やったな

そう思いながらのんちゃんがさっきまでおった方を向くと、

緑「あれ？のんちゃんおらん」

どこへ行ってしもたんやろ？

キョロキョロ周りを見てもいる気配がない

緑「シゲー、のんちゃんどこ行ったか知らん？」

私の角度的には見えへんけど、シゲの角度からは見えたんやないかな

赤「こ、小瀧、藤井のこと連れ去っていった！！！！」

緑「藤井？」

誰やそいつ！

のんちゃんモテるからついに連れ去られたんか！！

と怒りに震えていると

赤「ちゃうよ、逆！藤井が小瀧に連れ去られたの！！」

まさかのことに開いた口が塞がらないとはこのことを言うのではないやろか

周りもざわざわしてる

のんちゃん、一体何が起きてるんや！？

NEXT...

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