33（紫side） ページ35
紫side
生徒会室のドアを開けると、机に顔を突っ伏した淳子がおった
黄「グスッ」
紫「淳子、おはよう」
極力優しめの声で話しかけると、涙でぐちゃぐちゃになった淳子が顔を上げた
いつもはスンと澄ましている淳子がこんな状態になっていることが珍しく、笑いそうになったがギリギリのところで堪える
紫「そない泣いて、どうしたん？
大丈夫か？」
黄「濱ちゃんも聞いたやろ
照史と、、神ちゃんのこと...」
紫「あぁ、照史と神ちゃんが付きあっとるってやつ？？」
黄「ちょっ！！そんなストレートに言わんでよ！」
泣いてた顔が一転して、怒り顔に変わる
んー、まだ平気そうやな...
俺の中の無自覚なドS心が発動する
紫「ホンマかは知らんけど、別にええんちゃう？？
二人とも仲良さそうで雰囲気も良かったやん」
俯く淳子
そんな風に思っとるんやったら、もっと早くに行動しろってゆうたやろが
紫「てか、照史は？
あいつまだ来とらんの？連絡はしたんか？」
黄「…来てへん
し、連絡もしてへん」
紫「は？てことは、淳子は本人から聞いたわけでもないのにそんな話信じたん？」
黄「う、うん...」
紫「はぁ...そんな情報に流されるなんて淳子らしくないなぁ
とりあえず、俺は照史を探してくる
淳子はドアんとこに突っ立ってるシゲと流星と先に仕事しててや
じゃ、二人ともよろしくな」
そう言って、照史に示した場所へ向かった
廊下でドアの前に突っ立ってた二人は俺が気づいてるって思わんかったんか、めちゃめちゃ驚いてた(笑)
赤・青「はっ、はい！！」
さっ、濱ちゃんがどうにかしてやんでぇ！！！
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作者名：me | 作成日時：2023年2月1日 23時
