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緑side
緑「実はな、私、好きな人ができた
生まれて初めて、好きな人ができて、これが本当に恋なのかはわからん
でも、その人見ると胸がどきどきして、他の人と楽しそうにしているのを見ると
胸がキューってなる、少し嫌だなって思ってしまう
あっくん、これって恋なんかな?」
馬鹿にされるんじゃないかって、少し怖くて下を向いたまま、話す
橙「もんち、それはな、恋って呼んでもええと思うよ」
そういったあっくんの声は想像以上に優しさでいっぱいで、思わず顔を上げる
橙「ぶっちゃけ、恋なんか人それぞれやから、もんちが恋やって思ったんなら、それは恋や
仮に誰かに否定されたとしてもや!
で、その否定の言葉をきちんと聞く必要はない
そして、俺の言葉も真に受ける必要もない
信じるんは自分がその人を好きだって思う心だけで十分や」
あっくんの顔は優しさはもちろん、自信でキラキラしていた
緑「あんな、私が好きなんはシ...」
橙「別にもんちが誰を好きでもええよ
わからんけど、きっとその人はええ人やってわかるからな」
あっくんは私にシゲが好きやと言わしてくれんかった
反応的にすでに知ってたのかもしれない
緑「でも、私自信がない
その人が振り向いてくれる確率なんか、ほぼゼロに近いんやないんかって思う」
橙「もんち、俺は淳子ちゃんを3年間好きでい続けた
で、その3年間少しも淳子ちゃんが俺のことを好きだなんて思ってもみなかった
でも、今日、それが叶った
世の中、周りはわかるけど、自分だけわからないなんてことばっかりや
やから、自信持ちや!もし、だめでも、なんもせん後悔より、やった後悔の方がええやろ!
で、慰めたるし!」
緑「せやなぁ
怖いけど、私も変わりたい
やから、頑張ってみる!」
橙「よし、その調子や!」
あっくんに励まされ、アドバイスをもらい勇気が出た
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作者名:me | 作成日時:2022年11月30日 22時