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緑side
人の気配を感じ、重たい瞼を開ける
すると、ドアップで人の顔があった
緑「うわっ!」
桃「あ、神ちゃん起きたぁ。おはようさん、のんちゃんやでぇ!」
そこにおったんは大きな目を細めて笑っとるのんちゃんやった
緑「なんや、のんちゃんか...そない顔近づけられたら、誰でもびっくりしてまうわ」
知り合いでよかった、胸をなでおろしていると、のんちゃんは喉乾いたやろといってペットボトルの水を手渡してくれた、感謝の言葉を述べ、飲んでいると
桃「あ、そや!やっぱり、神ちゃんと照史付き合っとったんやね」
ととんでもない爆弾発言をぶち込んできて、思わず口に含んでいた水が変なところへ入ってしまった
緑「ゲホゲホ...はぁ、のんちゃん何ゆうてんの?」
桃「はぐらかさんでよ!うちと神ちゃんの仲やんか!なんなら、うちが一番最初に聞くべき人やのになんで、いままでゆうといてくれんかったんよ!」
とプリプリ怒っている
あー、そういえばギリギリの意識の片隅に何かとんでもない問題が起こっていたような...
緑「のんちゃん、ゆうといても何もそれは本当やないから、
ゆうとくことなんか出来ひんかったんよ」
桃「へ?」
緑「私はあっくんと付き合ってないで?」
桃「え、でももう今学校中で話題になっとるよ。
会長は彼女とすでに同居中やって」
緑「この間、ゆったやんか!あっくんのところに居候させてもろてるって
話聞いてへんのは、のんちゃんやん!」
桃「えー、じゃあ、照史とは何ともないってこと?頭なでてたとか流れとったで」
緑「そうやってゆうてるやん...ただ、保健室に運んでくれて、話をしとっただけで、
頭なでたんも、妹とか小さい子にやるんとおんなじで恋人とかの感情は一切入ってへんて...」
桃「なんや、そうやったんか...じゃあ、えらいことになってしもうてるやん」
緑「せやねん...いったいどうしたら」
桃「まぁ、でも、悪いことではないやん!神ちゃん別に好きな人とかおるわけやないんやろ?
やったら、そのまんまでも問題は...」
緑「大ありや!私にはおらんけど、あっくんは淳子さんのことが好きやから!
嘘やん、とんでもないことしてもうた...」
桃「え、照史って淳子のこと好きなん?」
緑「いや、確定ではないんやけど、そう見えるというか
てか、淳子さん!淳子さんの耳には」
桃「入っとるやろ、そりゃ
やって、さっき流星から連絡で、空気最悪ってきたで」
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作者名:me | 作成日時:2022年11月30日 22時