虹色の日々 (ページ23)

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緑side

車に乗り、一息ついた私はあっくんに尋ねた

緑「なぁ、あっくん
　淳子さんと帰らんでホンマによかったん？いつも一緒に帰ってたんやったら、
　私、歩いて帰るけど？」

なぜなら、シゲと淳子さんが喋る様子を鋭いまなざしで見つめとったから

橙「ええねん、これで」

そうとだけつぶやき、あっくんは目を閉じた

これ以上は触れるなという牽制のように感じ聞くことはできなかった

でも絶対によくないし、絶対に何とかしたる！そう思いながら、私も目をつむった

次の日もその次の日も、何も思いつかないまま、気づいたら一週間が経過
ろくに睡眠もとれず、そのまま学校へ登校

橙「もんち、なんか顔色悪いけど、大丈夫か？無理やったら、シゲでも流星でも、ゆうんやぞ！」

緑「おん、ありがとぉ
　でも、多分平気やとおｍ」

あっくんが心配してくれとる、やからそれに答えようと思ったら、不意に体が傾いてしまった

橙「うおっ！あぶないで！
　やっぱり、もんち無理やって...今日は無理せんで帰ろうや」

緑「いや、でも、大丈夫やって。それにあっくん今日生徒会の仕事あるってゆうてたやんか。
　何回も、運転手さんに迎え来てもらうんは申し訳ないって。」

橙「わかった、帰らんでもええ。
　でも、せめて、保健室におってや。保健室の先生にはゆうとくから、
　そこで寝とってや、なぁ？」

あっくんは眉毛をハの字にさせて、ゆうてくる

その顔は卑怯やわと思いながら、これは無理やなと思い

緑「わかった」

と渋々うなずくほかなかった

そして、あっくんは私をいわゆるお姫様抱っこして保健室まで急いだ

緑「ちょ、あっくん、私歩けるって！しかも、ここ外！めっちゃ人おるって！やめてや！」

橙「いや、もんちは大丈夫やなくても大丈夫ってゆうんやから我慢してや！」

私の願いも聞き入れず、登校時間のためいろんな人に見られながら保健室へ向かった

その中に淳子さんがいるとも知らずに

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