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緑side
場所が悪いので望美ちゃんが教えてくれた使われない教室に移動する
立ち上がった望美ちゃんはびっくりするぐらい背が高くて、まるでモデルさんみたいやわ
そんなことを思っていると、空き教室に着いた
緑「の、望美ちゃんは何であんなことされても、なんもやりかえさんでおるの?」
桃「ん、望美ちゃんやない!のんちゃんて呼んでや!
そしたら、教える!」
緑「えぇ、そんな
もう、のんちゃん、はいこれでええ?」
桃「ありがと!
えっと、まず何から話そかな、えへへ」
緑「私は時間めっちゃあるから、話せるところから話しや
途中泣いてもええし、大きな声出してもええよ」
桃「うん、ありがとお
えっとな、うちのじいちゃんのこと知っとる?」
のんちゃんのおじいちゃん?知らんから首を横に振る
桃「そうなんや、実はうちのじいちゃん、ここの理事長なんよ(苦笑)
せやから、入ったときから周りから浮いとって、友達もあんまできんくて
でも、うち小さいころ男子と混ざってサッカーやっとって、めっちゃ好きやから
この学校入っても、やろうと思ったんやけど、男子しか入れんのよ
だから、何としてでもサッカーにかかわりたいと思って、おじいちゃんにゆって
マネージャーとして入れてもらったんよ」
緑「すごいやん、マネージャーも大変な仕事やろうけど、やりがいありそうやん!」
桃「そうなんやけどね、ほら、うちのサッカー部にはもともとマネージャーなんてないし
理事長の孫が権力使って、人気のサッカー部に入ったぞってちょっと話題になってしもて...」
あれ、そういえば、誰かサッカー部に入っとらんかったっけ...
桃「で、サッカー部には学校1イケメンの流星、藤井流星と人気の高い重岡大毅って言うんがおるから、それ目当てで入ったんやろって噂されて、せやから、女子の間でうちの悪いうわさが流れてて
でも、二人はそう言うん許さへんタイプやから、いじめられてるところに遭遇すると助けてくれて...でもそれが更に悪化させてて」
緑「あ、流星とシゲか!え、あの二人ってそない人気あるの!?しかも、そんなかっこいいことしとるんや!」
桃「あれ、智ちゃん、二人のこと知っとるん?しかも、その呼び方、」
緑「あー、かくかくしかじか」
桃「え、智ちゃんて2年生なの!?嘘やん、めっちゃため口でしゃべってもうた!」
緑「いや、ええねんで!それに、私小さいから」
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作者名:me | 作成日時:2022年11月30日 22時