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「ん、分かった、良いよ。
とりあえず過去問でも参考書の問題でも良いから、１個書いて持って来て。」
「はあーい」
じゃあ、と立ち去ろうとすると、玉森は先生、と俺を呼び止めた。
「恋すちょう、わが名はまだき、立ちにけり」
「は？」
ふふ、と意味深に笑った玉森は、ペコ、と軽く会釈をして俺を置いて立ち去った。
何だ？今の。
玉森、何て言った？
「恋すちょう、わが名はまだき、立ちにけり・・・」
「人知れずこそ、思いそめしか？」
「うおっ！びっくりした」
俺の後ろからまた急に声がしたかと思うと、生徒と話を終えた北山だった。
「百人一首なんか口ずさんでどうかしました？」
俺を見上げて不思議そうに見つめる恋人に、先ほどの玉森の詠んだ歌を重ねた。
「…ああ、そういうことか」
「へ？何？さっき玉森と話してたみたいですけど？」
「いや、ううん、何でもない」
玉森にやられたな。
１人で納得する俺をよそに、北山は怪訝な顔で俺の隣を再び歩き始めた。
「あ、ごま豆乳鍋にしようね」
「…だから勤務中って言ってんだろ」
俺の呼びかけに不機嫌そうに答えた北山だけれど、職員室に入る直前に、小さく北山がつぶやいた。
「…キムチ鍋が良い」
えーまたキムチ鍋？
まあ、北山が言うなら俺は何でも良いんだけど。
ふふ、とニヤけてしまう頬を抑えて、職員室へと踏み入れた。
俺、そんな分かりやすいのかな。
そんなに北山が好きー、って出てる？
玉森が小論文を持って来た時にでも聞いてみよう。
「北山せんせー」
「…なんすか」
「いや、今日も可愛いなあ、って」
「はあっ？！」
別に知られたってどうでも良いんだけれど。
勤務中！って、目を三角にして怒られても、俺には可愛くて仕方がなくて。
ああ、きっと俺、駄々洩れなんだろうな。
だってこんなに北山が好きだ。
＿＿＿＿
恋をしている、という噂が早くも立ってしまったらしい。
他人に知られないように思い始めた恋だというのに。
恋すてふ
わが名はまだき
立ちにけり
人知れずこそ
思ひそめしか
＿＿＿
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たいちゃんらぶ(プロフ) - ･･にジーン( ;∀;)あぁぁぁ‥好きです･･ゆびわに気づいたたいぴ･･いつか!!!待ってます(*´σｰ｀)ｴﾍﾍ (2018年11月17日 19時) (
レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - (￣ｍ￣〃)ぷぷっ!っと愛おしいし‥会社のエースなのにガヤさんと離れるのやだー(´；ω；`)と潰れるガヤさんにゾッコン(←)な玉ちゃんが大好きです♪サプライズに鳩になるたいぴ可愛い♪俺の胸に飛び込んでおいで！って本気な玉ちゃんにｗｗやっと絞り出したおかえり (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 遠かった春･･( *´艸｀)私‥夜布団の中で目が覚めた時更新チェック･･ついしちゃうんですが‥「春」シリーズだ！！！ と思うとどんなに眠くっても起きて見ちゃう(｀・ω・´)ゞきたやまくんの言葉に真っ赤になっちゃうガヤさんはホント可愛いし‥玉北ちゃんの飲み会は (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 君が壊れる日･･いつもは光の中に身を置いているようなみっくん･･だからこその抱える闇なのかも(´；ω；`)ｳｯ…なんて思ってしまいました。でもそれを見逃さないたいぴが隣にいるなら…涙。ふえーん( ;∀;)… (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 北斗さん» コメントありがとうございます！ 春シリーズ好評頂けて嬉しいです( ；∀；)！ この2人と北山さんことはこれからも書いていこうと思っております！また是非読んで頂ければ嬉しいです！ (2018年11月16日 1時) (レス) id: 05aff8376d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2018年9月14日 22時
