俺の彼女？は『ツンデレ』だな。うん。光にも負けない位。（やぶ×いの）

〜可愛い酔っ払い〜　２ ページ37

「伊野尾」えっと〜らいちゃんがぁ飲みなぁ〜？って

・・・よくわからないけど大ちゃんが酒を勧めたってことで良いのだろうか。

「伊野尾」やぁぶ〜♪

上機嫌な伊野尾が俺の手を握る。

「薮」何だよ。

「伊野尾」らいすきぃ〜

そう言って俺の手のひらを頬にこすりつけた。

「薮」猫みてぇ・・・。

フワフワした頭を撫でてやると

「伊野尾」ふふふ〜

と嬉しそうに笑った。

・・・それにしても潤んだ瞳に、酒のせいで紅潮した頬。

半開きの唇は俺を誘っているようにしか見えなくて。

さっきから色々限界だ。

「薮」伊野尾・・・。

「伊野尾」なぁに？・・・んっ

俺は伊野尾のプックリとした唇に吸い付いた。

「伊野尾」ふぁ///や、ぶぅ・・・

何度も唇を重ね、ソファーに押し倒そうとしたところで

♪〜♪〜♪〜

携帯の着信音が鳴り響いた。

「薮」誰だよ・・・

いいところを邪魔されて少し怒りながら画面を見るとそこには大ちゃんの文字。

通話ボタンをタップすると

『もしも〜し！！』

電話の向こうからは耳がキーンとなるような大きな声が聞こえた。

「薮」もしもし・・・

『薮ちゃんですかぁ〜？』

大ちゃんもだいぶ酔っ払っているようだった。

「薮」用が無いなら切るぞ

『まって〜、伊野ちゃんどう？』

「薮」どうって・・・

ソファーに座っている伊野尾に目を向けると

「伊野尾」？

伊野尾は『なに？』とでも言うように首をかしげた。

『何かいつもと違くない？』

「薮」う〜ん、まぁ・・・

いつもより色っぽい？

そんな気がする。

「薮」それがどうした？

『今日、伊野ちゃんとどんな話したか教えてあげよっか！！』

さっきから会話が噛み合っていない気がするが・・・。

「薮」あぁ。

伊野尾の事は単純に知りたかった。

『今日ね伊野ちゃんが、薮がちゅ〜してくれない！！って言ってて』

「薮」ちゅ〜？？

『そっ！だから、お酒飲んだら色っぽくなるんじゃない？って言ったの。』

「薮」そうか・・・。

だからこんなになったのか。

『どお！？色っぽくなった！？』

「薮」・・・今から大人の時間だから、電話かけてくんなよ。

『えっ！それどういうことっ！！ねぇっ・・・』

キャンキャンうるさい大ちゃんの電話を切り伊野尾のところへ戻った。

「伊野尾」どぉしたのぉ〜？

「薮」俺とキスしたかったの？

「伊野尾」な、んで///

伊野尾の顔が真っ赤に染まる。

「薮」たくさん愛してやるよ。

・・・可愛い酔っ払いさん？

〜嫉妬・・・？〜→←お久しぶりです！

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