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壱馬が戻ってくると、北人が「誰だった？」とまた聞いた。
壱馬はすこし躊躇ってから、「…Aちゃんやった」と小さくつぶやき、椅子に腰を下ろした。
壱馬の言葉を聞き、北人はさほど驚きはしなかったが、慎は大きく目を見開く。
慎「まじで…ほんとにAちゃん…？」
壱馬「…うん」
慎「嘘だろ…まじで…？」
北人「…ちょ、落ち着けって」
慎「…待って、Aちゃんが月LINE使ったのって壱馬さん？」
慎の質問に壱馬は短く頷く。
慎は驚きを隠せないように
呆然と壱馬を見つめた。
慎「待って…もうオオカミにしか見えない」
北人「いや、まじで落ち着けって」
壱馬「…Aちゃんは選ぶ側だから、1番辛かったと思うけど」
慎「だって…北人さんじゃないの…？嘘でしょ…」
北人「……」
慎「オオカミでしょ…まじか…」
横澤『慎が取り乱してる』
松田『今ここで知ったのか…事実を。辛いな…』
.
【5人目の女子】
夏恋は
何かを決意したような、神妙な表情で唇をきつく噛み、じっとその人が来るのを待ち続けている。
横澤『だれだ…』
夏恋の後ろから、
夏恋が待ち続けている人物が姿を現す…
横澤『うわぁ〜〜！！』
松田『うわマジか！！！』
.
夏恋「来てくれてありがと…」
その人物は…北人だった。
北人「いや全然。」
夏恋「座って」
北人「うん」
北人が腰をおろしてすぐに、
夏恋は話し始めた。
夏恋「色々考えてて…、海のとき、夏恋の気持ちというか、そういうの話したでしょ…？」
北人「うん」
夏恋「あの時、北人くんがごめんって言ったのもちゃんと覚えてるし、その意味も分かってる。」
北人「……」
夏恋「でも最後に…、これで最後にするから、はっきりさせたいなって」
北人「あぁ…」
夏恋「しつこくてごめんね」
北人「夏恋ちゃんさ…」
夏恋「うん。」
北人「…俺みたいなの、やめたほうがいいよ。」
夏恋「…どういう意味？」
北人「そのまんま。俺は…一途じゃないし、ふらふらしてるし、何考えてるか分かんないってよく言われるし。」
夏恋「…悪く言わないでよ。自分のこと」
北人は短く息をついた。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月6日 17時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - なあちさん» たしかにそうですよね…。北人くんとはどうなるのかお楽しみに(^^) (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - カフェモカさん» このあと6話があり、7話で1人脱落します。その後は長くても11-12話で終わる予定です (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - ほくとすきぴさん» 慎くん…汗 この先も、お楽しみに…(^^) (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - sakiさん» オオカミちゃん投票にご協力頂きありがとうございます(^^)これからもよろしくお願いします！ (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2019年12月8日 20時
