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【2人目の女子】
樹が戻ってきて、再び男子はスタッフからのLINEを待つ。
そして、LINEの通知音が…
壱馬がすぐに携帯を開いて確認し、突っ伏していた慎の手を軽く叩いた。
横澤『じゃあ慎？』
Ami『たぶん…』
慎が上体を起こし、携帯を確認した。
スタッフ慎さんが指名されました
慎が向かった先に待っていたのは……
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慎「あ…」
そこで待っていたのは……希だった。
希「どうぞ、座って？」
慎「あ、うん。」
希が目の前の席を慎にすすめ、
慎は落ち着きがないながらも座った。
希「えっと…、ゆっくり話すから、聞いてもらってもいい？」
慎「うん」
希「あの…、最初は全然話さなくて、全然お互いよく知らなかったけど…、初めて二人で話したときに写真好きとか色々共通点みたいなものがあるなって思って…、そこからずっと気になってて。」
慎「……」
希「自分がオオカミじゃないよってことを誰に1番伝えたいのか考えた時に、慎くんかな〜って笑、だから呼ばせて頂きました… 」
慎「…うん。」
希「…あの…どうですか？」
慎「……俺さ…複雑なこと考えられない人間っていうか…器用じゃないから一度に色んなこと…？やるのとか、出来なくて…」
希は慎が何を言いたいのかよく分からないのか、ぼんやりと慎を見つめている。
慎「何が言いたいかって言うと、つまり…俺、今…好きな人がいて…」
横澤『え、』
松田『ここで言うんだ』
慎「その…気になってるとかじゃなくて、まじで好きになったっていうか…」
希「あー…笑」
横澤『やだよ…切ない』
Ami『希ちゃん…』
慎「だから、希ちゃんの気持ちは嬉しいけど…応えられない。」
希はその言葉にしばらく答えなかった。
両腕で大切なものを守るように身体を抱き締め、顔が見えないようにうなだれた。
慎「あの…だから、ごめん。ほんとに、ごめん…」
慎は希が顔を上げないので、
何度もごめんと口にした。
そして希が次に顔を上げた時には、
その卵みたいな肌に涙が一筋…
横澤『え…希ちゃん…』
Ami『のんちゃん…！』
慎「ごめん」
希「ううん。ありがとう。ハッキリ言ってくれてありがとう。分かってたけど…でも辛かったな笑」
慎「…そういうことだから…ごめん。」
慎はそう言い、希を残して立ち上がった。
希はその後ろ姿を、見えなくなるまで見つめつづけた。
【希→慎】
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月6日 17時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - なあちさん» たしかにそうですよね…。北人くんとはどうなるのかお楽しみに(^^) (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - カフェモカさん» このあと6話があり、7話で1人脱落します。その後は長くても11-12話で終わる予定です (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - ほくとすきぴさん» 慎くん…汗 この先も、お楽しみに…(^^) (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - sakiさん» オオカミちゃん投票にご協力頂きありがとうございます(^^)これからもよろしくお願いします！ (2019年12月14日 21時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2019年12月8日 20時
