【番外編1】9-�� ページ41
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「行かなくていいのー？」
「うるさーい」
懐かしい仲間がテーブルに集まっている。
スダンナは夏恋とおおいに盛り上がって話し込んでいたが、
一方の楓と希はというと
隣に座っている北人をからかい続けていた。
希「北人くんもしあわせ分けてもらいなって」
北人「うるさーい……」
目を細めて睨みつける北人の視線を、
楓は涼しげにスルーした。
もう時効だろうとからかっているが、
北人はちょっぴりとだけ複雑そうではあって。
楓「Aすっごく綺麗。もうため息」
北人「楓ちゃん意地悪なとこ変わってないね」
楓「北人くん意気地ないとこ変わってないね」
北人「…………」
翔吾「また北ちゃん言われてるん？笑」
楓「ちょっとからかい甲斐があるもので」
北人「翔吾この女なんとかして」
楓「うわーっひどいこの女だって何その女呼び！」
翔吾「楓テンション高いな今日 笑」
Aと慎が結婚するとみんなに知らされてから、北人もなんだかんだちょっぴりショックを受けてたと勘付いた楓は
ここぞとばかりに北人をからかっているのだ。
北人も北人で、グループLINEに 絶対行かないからね＾＾と送っておきながらしっかりと来ているのだった。
しばらくして
ずっと人が密集していた2人のまわりがふとゆるみ、
僅かな隙間から顔を覗かせたAがひらひらと楓に手を振った。
楓「Aのとこ行ってこよ〜！」
楓が立ち上がると、周りもわらわらと立ち上がる。
しっかり北人もついて行っている。
(懐かしいなぁ…)
楓はそう感じながらAのもとへ近づき、
その特別な姿を目に焼き付けようと上から下までじっくり見た。
楓「A…おめでとう」
幾重にもなったドレープ。
腰の切り替えから、夢のようにふくらむスカート。
きらきらと絶えずかがやきつづける、クリスタル。
そして左手の薬指にはキラリと輝く指輪。
A「ありがと。笑」
ほんのりと頬を桜色に染めて微笑んだAは幸せという言葉を体現しているようだ、と楓はつくづく思う。
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月＊LUNA＊(プロフ) - 短編でこんなに素敵な作品になるんですね。感情移入するほどです。 (2020年10月4日 19時) (
レス) id: 039c6da5d9 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - hinatabocco2525さん» あまあまな慎くんなかなか妄想しづらい！ですが…私もいつか書いてみたいです笑 そのときはまた読んで下さいね(^^) (2020年6月21日 22時) (レス) id: edbf778f76 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - MIYABIさん» 感情移入して頂けたようで嬉しいですっ。これからも頑張るのでよろしくお願いします(^^) (2020年6月21日 22時) (レス) id: edbf778f76 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - まんまるさん» ネクタイをしめる主人公いつか絶対書きたいです(TT)いつになるか分かりませんがそのときは読んで頂けると嬉しいです(^^) (2020年6月21日 22時) (レス) id: edbf778f76 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - 蛍さん» こちらこそ読んでいただき、ありがとうございます！(^^) (2020年6月21日 22時) (レス) id: edbf778f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2020年4月30日 21時
