12-�� 涙のメリークリスマス ページ9
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12月25日
クリスマス当日
EXILEさんのドームツアーAMAZING WORLDにサポートメンバーとして帯同しているので今日もリハが午前中にあって、それからはやめに寮に帰った。
EXILEさんを始め、三代目さんGENEさんE-girlsさんは今日の夜のMステスーパーライブに出演する。
メンバー皆と、寮のリビングで見た。
寮の広いリビングのテレビの横には、申し訳程度に小さなクリスマスツリーが立っている。
誰が飾ったんだろう
寒い夜だった。
雪が降るんじゃないかって、誰かが騒いでた。
昨日は彼女の誕生日だったなー…と考えながら、北人さんが作ったココアを飲んだ。熱くてちょっと火傷した。
「お、E-girlsだ」
誰かがポツリと呟いた言葉にはっとしてテレビ画面を見た。
『E-girlsで、Merry×Merry Xmas★です！』
最初にパッと全体が映ったときも、1番に彼女に目がいく。
白いふわふわとしたトップスに真っ赤なリボンを髪につけていて、誰よりも輝く笑顔で、目に眩しいくらいだった。
背中の真ん中くらいまであった髪は肩くらいにバッサリと切られていて、ほんの少し明るい茶色に染められていた。
「かわいいなー…」
思わずポツリとつぶやくと、隣に座っていた翔吾さんが「Aちゃんが？」と小声で聞いてきて驚いて画面から目を離した。
「動揺しすぎやろ」「あ、いや…」「大変なんやろうなー…」「なにがですか？」「辛いときもあーやって笑顔で人前に立つの」「………」突然、何を言い出すんだろうと思いながら再び画面に目を戻した。
『♪〜今年のサンタクロースからの贈り物はなに〜〜？』
Amiさんや鷲尾さんが、ピンで抜かれていって、『Kiss？』センターにいたAちゃんが抜かれた。
笑顔を崩さないまま、人差し指をくちびるに押し当てて投げキスをしていた。
ピンクのラメのルージュを濃く引いたあの唇に自分の唇を重ねたなんて 信じられないほど、彼女は向こう側の世界の人間だった。
俺とキスしたくせに、なんてむくむくと湧き上がる想いを必死に抑えて、ココアをもう一口飲んだ。もう冷めてた。
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蘭の花(プロフ) - ちょこちっぷさん» 嬉しいお言葉…ありがとうございます。私にとっても大事なこの作品が何か響いていたら幸いです(^^) (2020年3月25日 0時) (
レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこちっぷ(プロフ) - 久々に占ツク開いて初めに読んだ作品がこれでよかったです。占ツクで沢山の作品を読んできて、泣いたのはこれが初めてです。この作品を読めて幸せです。 (2020年3月23日 0時) (レス) id: cf6328cb96 (このIDを非表示/違反報告)
Knnnnn(プロフ) - ガッツリ書いても全然大丈夫です！読みたいです！ (2019年11月3日 13時) (レス) id: 8d750d6dbf (このIDを非表示/違反報告)
cocona(プロフ) - 全然大丈夫です！！読みたいです！！！ (2019年11月3日 4時) (レス) id: 6508ac86aa (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 書いて大丈夫です！！逆に書いて欲しいです！！ (2019年11月3日 1時) (レス) id: c8d254b03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2019年9月27日 19時
