Roll the dice : 32 ページ33
side坂田
クルー家の伯爵令嬢で大人しい印象やった。
公式の場で"いつも一人でいたご令嬢"なんやけど、一度だけ話した事がある。
去年から第五騎士団として頑張ってたけど、上手くいかなくて落ち込んでた時に笑顔で話しかけてくれた。
俺は彼女に勇気をもらって、努力した結果が今や騎士団長になってた。
坂田「でも、今は"志麻くんの婚約者"なんよなぁ」
坂田「先越されてしもたけど、チャンスはあるやろ」
休戦から数日後に第一騎士団が俺の軍に攻撃を仕掛けて来た。
さすがは志麻くんやわ、準備が早いな。
彼の隣には"見覚えのある人物"がいた。
あそこにいるのって、もしかして...！？
坂田「こんな所に女の子が来たらアカンやん！！」
騎士A「団長、あのご令嬢とお知り合いですか？」
坂田「せやけど、それが何？」
騎士B「そうでしたか！我々がお連れしますね！」
坂田「はぁ！？ちょ、待て！...あ〜、どないしよ...」
しばらくしてから、うちの騎士達が戻ってきた。
連れてこられた彼女は混乱しとる。
坂田「はぁ、女の子に乱暴したらアカンやろ！」
騎士C「も、申し訳ありません...」
坂田「もうええから下がっといて。頼むから」
騎士達を下がらせて、彼女の方を見る。
怯えてる様子はなさそうやけど、真剣な顔をしとる。
坂田「怪我してへん？怖がらせてごめんな」
A「いえ。お久しぶりです、坂田様」
A「私は坂田様にお話したい事があります」
坂田「ちょうどええわ。俺も話したかったしな」
坂田「場所変えよ？こっちおいで」
俺は彼女の手を優しく取り、出来るだけ人気のない所に連れて行った。
ここなら大丈夫そうやな。
坂田「俺に話って何？」
A「この戦争は坂田様の意思でされてますか？」
坂田「...ちゃうよ。親の言いなりやねん」
A「そうでしたか。志麻様と同じですね」
嘘やん、志麻くんも！？
A「仲直りはしたいですか？」
坂田「うん！もちろんしたいんやけど...でも...」
A「戦争になった今、その方法がないと？」
坂田「せやね。どないしたらええかな？」
A「それなら、お手紙を書くのはどうでしょう」
A「坂田様の本当の気持ちを書けば」
A「きっと志麻様にも伝わりますわ」
坂田「なるほどな。よし、早速書いてみるわ！」
A「その意気です！坂田様！」
手紙なんていつぶりやろうな？
俺の思ってる事が志麻くんに伝わるとええな。
今の気持ちを手紙に込めた。
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ちか_chika(プロフ) - やすちんさん» ですよね！！！！ (2020年8月24日 19時) (
レス) id: 4c7052c311 (このIDを非表示/違反報告)
やすちん(プロフ) - ちか_chikaさん» うらたさんはイケメンですもんね(確信) (2020年8月24日 15時) (レス) id: 66defb12a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちか_chika(プロフ) - うらたん…イケメンかよ！！！←いや、イケメンだよ！！！ (2020年8月23日 9時) (レス) id: 4c7052c311 (このIDを非表示/違反報告)
やすちん(プロフ) - まーかーさん» セトリに沿ったお話なので楽しんで頂けると幸いです。わ！以前のも読んで下さったんですね！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年8月21日 16時) (レス) id: 66defb12a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーかー(プロフ) - すごく続きが気になる...！やすちんさんの他の作品も読ませて頂いたのですが、どれも面白かったです！更新楽しみにしてます(･´ω`･) (2020年8月20日 20時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やすちん | 作成日時：2020年8月9日 0時
