悪魔と私の恋愛論 (JIMIN) (ページ14)

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ユーリside

Aは最近すごく可愛くなった。

元々美人だから社内でも高嶺の花的存在で、皆の憧れの的だけど、本人はそんな事全く気にしてない･･･というか気づいてない。

「私なんかが･･･」っていう謙虚さがまた人気の秘密だと思う。

まぁ、そんなAが元カレから振られた事から
｢もう恋愛なんてしない！｣
の一点張りで、合コンに誘っても全く乗らなかったのに、突然のお見合い。

しかもジンさんからって･･･。

色々心配してたけど、予想もしてなかった展開。

相手がパクジミン先輩なんて･･･。

あんな毒舌悪魔に私の可愛い大事な親友をやれるか！
って思ってたんだけど･･･

JM「A、次の会議の事だけど･･･」

「あ、Cの部屋抑えて準備済みです
資料はまとめて人数分用意してます」

JM「フッ･･･さすがA
･･････でも、あんま無茶すんなよ？」

最近、先輩のAに対する接し方やAを見る目は見た事ないくらい甘くて

JM「･･･A」

本人は気づいているのだろうか？

Aって呼ぶ時だけ優しく甘い音になっている事を。

YR「まぁ･･･心配してたけど大丈夫そうだね」

「なにが？」

YR「んー、こっちの話」

先輩？

JM「んだよ、暇なら仕事追加してやろうか？え？」

私気づいちゃいました。

YR「先輩？
･･･Aの事幸せにしてやって下さいね」

先輩にしか聞こえないくらいの小声で言うと目を見開いて驚いた顔をしたけど、すぐに細くして優しい愛おしい物を見る顔になった。

JM「そのつもり」

最上級の甘い顔で誓った彼をAは知ったらどう思うかな？

親友の幸せな未来に幸あれと願う。

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