恋着 (ページ15)

今日:10 hit、昨日:6 hit、合計:14,123 hit

忘れたくても Wataru.V ページ15

社会人1年目。

久しぶりにクラス会をしようという話になり

高校の時のクラスメイトと久しぶりに会うことになった

紗耶｢Aー久しぶり！｣

『紗耶！久しぶり』

紗耶｢A可愛くなったねぇ！｣

『紗耶こそだよっ！』

そんな会話をしていると、、

男｢おぉー！渉じゃん！久しぶり！｣

渉｢おう。久しぶり｣

"渉"その名前をどれだけ聞きたくて、聞きたくなかったか

紗耶｢A、？大丈夫？｣

『、！うん！大丈夫だよ(笑)』

そう。"渉"は私の元彼だ。

私が人生の中で初めて好きになった人。

別れた理由は、｢倦怠期｣、、なのかな。

私はずっと彼が好きだった。

でも、彼は違った。

彼と付き合って1年半。日に日に学校での会話は減り、

彼の周りに女の子が増え、

一緒にいることも無くなった。

俗に言う"自然消滅"ってやつだ。

でも私は彼のことを忘れたことなんて1度もなかった。

紗耶｢A、｣

紗耶にはずっと相談にのってもらっていた

未だに忘れられてないことを紗耶は気づいているだろう

『なにー？？(笑)』

紗耶｢そんな無理に笑わないでよ、｣

『...』

紗耶｢やっぱり1回話してみたら？｣

『…………できるわけないよ、』

もう、話せないんだよ。

いっそ早く忘れてしまいたい。

紗耶｢そんな辛い顔しないで、｣

彼と別れてから、いつ心の底から笑顔になれたのだろう。