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朝。 ページ8
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Zm「…どうしたん、」
横を見ると飼い主を心配する子犬のような瞳で見つめて、そう聞いてきた。
「え、」
心配されるようなことをしたのだろうか、
Zm「唸ってた」
あぁ、そういうことか、自分の呻き声で起こしてしまったのだろうか、
「大丈夫、ごめんなさい、」
Zm「？」
不思議そうに首を傾けた。
「起こしてたら、申し訳ないですし…」
Zm「ええって、普通に起きただけやし、てか、敬語やめへん！？落ち着かんし、」
心配した子犬のような顔から、ニコッとギザ歯をみせて、そう言った。
「…でも、」
彼は近日帰るのだろう。そしたら、もう意味ないし、私もこれで帰る。
しばらく黙っていると、
Zm「ええやろ！なぁ、」
うるっとした目で見てくるから、yesという選択肢しかなかった。
「わ、わかった、」
なれないタメ語を頑張って絞り出す。
「…ねぇ、私何時ぐらいの電車乗ればいいかな、」
まだ不馴れな口調で話す。
Zm「ん〜、３時位のやつあるっぽいで、」
部屋にある時計を見ると７時少し過ぎを指していた。
「それまで、一緒にいてくれないかな、…」
スパイがここら辺にいると考えるとすごく不安だった。
Zm「…、ええで」
少し悩んでいた気がした。まずかったかな？
「ダメだったら、」
Zm「ええって、話したいこともあるし、」
また、張り付いたような笑顔で笑った。
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少し短めですが許してください。by作者
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作者名：狐兎 | 作成日時：2021年2月14日 23時
