【wrwrd!】先輩が脅威である場合【現パロ】 (ページ3)

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｢おはようございます｣

挨拶をしつつ、見慣れない部署へと入る。

慣れない場所は、少々不安だが、先日説明されたデスクに腰を下ろし、パソコンを起動させる。

勝手に珈琲入れてもいいかな

と考えたところで、声をかけられた。

ゾム｢おはよ、相変わらず早いな｣

久しぶりに聞いた声に、少し安心し、反応を返す。

｢おはようございます。先輩も早いですね｣

ゾム｢そりゃなあ。お前より遅く来たら、何言われるかわからんしな｣

そう言えば、先輩が遅めに出勤した時、少し余計なことを口走ったことがあったかもしれない。

｢ちょっと何言ってるかわかんないですね｣

ゾム｢確信犯やんけ｣

と軽くチョップをくらったところで珈琲を勝手にいれてもいいか聞く。

OKという返事をもらい、席をたったところで、あっ、と振り向く。

｢先輩もいかがですか？｣

いちよう先輩であるゾムさんにもいれるべきなのでは？という考えに至ったためだ。

ゾム｢え、天宮が？いれてくれんの？｣

｢あ、じゃあ、結構です｣

ゾム｢嘘です嘘です、いれてください！｣

デスクにつき、珈琲に口をつける。

結局、なんだかんだ言って、先輩にもちゃんと珈琲をいれた。

きっと、部署が変わり、不安だと感じているかもしれない、私を思って声をかけてくれたのだろう。

まったく、早速世話を焼かれてしまった。

よし、初部署の初仕事。

声をかけてくれた先輩のためにも、しっかりやっていきますか。