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ゾム｢天宮、飯行かへんと食う時間無くなるぞ｣
｢もうちょっとで終わりそうなんで、終わらせてから……｣
それ、絶対昼過ぎるやつやん、と溜め息をつかれる。
ゾム｢いいから、行くぞ。食わへんと、仕事にならんやろ｣
｢はあーい｣
と返事をしたのも束の間
小向井｢せんぱーい、お昼行きましょー？｣
まあた、小向井さんである。
実際危害はくわえられてないのだが、やっぱり苦手意識は拭えない。
やっぱり先輩と、前までこうやってお昼食べてたんだろうなと思うと、何となくズキズキする心臓。
ゾム｢あー、こいつと食い行くから、ええわ。他のやつと食いな？｣
小向井｢ええー、私と食べに行きましょーよー｣
なんだが、申し訳なくなりどうしようか、迷っていると
ショッピ｢天宮さん、俺と食いましょー｣
｢あ、ショッピ君。……んー、そうさせてもらおうかな｣
は？、と小向井さんと話すのを止め、こちらを見る先輩。
そして、
小向井｢これで心置き無く私とお昼行けますね！！じゃあ、早速行きましょー！｣
と、先輩を連行する小向井さん。
なんだが、納得していない様子の先輩だったが、渋々着いて行っている。
誘ってもらったのに断るような形になってしまった。
ご飯一緒に食べたかったな、と思ってしまうが仕方ない。
あのままだと、収拾がつかなかっただろうし、と一人納得する。
しっかり後で、先輩には謝っとこう。
｢ショッピ君、ありがと｣
助けてくれた後輩に礼を言う。
正直助かった、と零す。
ショッピ｢いえ、いいですよ。俺らも行きましょ？｣
うん、と返して先輩達が行った方へ私達も歩を進めた。
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作者名：泡沫羊 | 作成日時：2019年9月29日 0時
