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朝から、ちょっと疲れた。
…というか？
昨日ショッピ君に聞いた話によれば、特定の人しか仲良くしないんじゃないのか？、先輩は。
まあ、何故そんな考えに至ったかと言えば、理由は一つ。
ゾム｢あー、いやー、そこまでしてもらわんくても、ええんやけど……｣
？｢まあまあ！コーヒーくらいいれてさせてください！！これからもお世話になるんですし！！｣
と、こんなやり取りが暫く繰り広げられているからだ。
先輩と話している彼女は、先程私たちが話している時にゾムさんに挨拶していた小向井梓さんだ。
彼女は、今回の部署移動で初めて一緒の部署になったが、前の部署でも先輩と一緒だったようだ。
……しかし、いつまでやってるんだろう。
私と別れた後、2人で来たようだが、ずっとこんな感じだ。
やたらと、先輩と前一緒だったことを強調しているように聞こえて、なんか嫌だなあと密かに思う。
んー、と脱力した声が漏れる。
ショッピ｢どうかしました？｣
｢うわっ、…びっくりした。おはよ、ショッピ君｣
おはようございます、と返す彼は私の驚く様子に、薄く苦笑いを浮かべている。
ショッピ｢んで、どうかしたんですか？｣
｢あー、いや、あそこ。仲良いなあって思って……｣
あー、と同じく私の示した方に視線を向けるショッピ君。
その声は、何だか微妙な雰囲気を醸し出している。
？、と疑問符を浮かべる私に気づいて、また苦笑いを浮かべる後輩。
ショッピ｢まあ、一方通行なんで、気にしなくていいと思いますよ｣
再度、ん？、と疑問符を浮かべる私に、今度は微笑む。
説明になってないのだか、それは。
ショッピ｢天宮さんは気にしなくても、大丈夫っすよ｣
と、頭を撫でられた。
あっ、と声を漏らす間もなく、煙草休憩してきます、と言って逃げられる。
くそう、ショッピ君の先輩なのに後輩扱いされた気分だ。
うー、と唸りつつ、意味もなく彼が消えた方向を見つめた。
朝から、煙草かよ。
くそう。
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作者名：泡沫羊 | 作成日時：2019年9月29日 0時
