40話 ページ3
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先程なにか大きな音が聞こえたが、大丈夫だろうか。
本を探せ、そのことを伝えようと窓から離れた私は、目をつぶって彼らの居場所を把握した。
どうやら、大きな音が鳴ったところに全員が集まっている。なにかを壊したりでもしてたら、タダじゃおかないわよ。
その場所の近くまでまで行けば、なにやら大きな声が聞こえてきた。こいつら、隠れる気あるのかしら?そんなことしてたら、すぐにディクリアが来てしまう。
と思ったけれど、どういうわけかディクリアが近づいてくる気配はない。私は、壁に寄りかかっていた先程会ったグレーの髪をした空色の瞳の男に近づいた。
貴「貴方達。」
zm「どわぁ!?!?」
ut「えっ?どうしたゾム!?ゾムぅ!?!?」
声をかければ、驚いたように声を出して振り返ったフードを被った男。
彼はゾムというのだろうか。瓦礫の向こう側から、彼の名前を呼ぶ仲間の声が聞こえた。
…え、瓦礫?
貴「何、この瓦礫…!…貴方達何したの?」
gr「違う違う、地震だ!さっき地震が来ただろ?それで崩れたんだ。」
貴「はぁ?地震…?何いってるのよ。」
gr「えぇ………?」
地震なんてそんなもの、きてなかったと思うけど…。
あぁ、幽霊だから感じなかったのかもしれないわね。足が地面についていないし。それに、彼らが天井を壊せるだなんて思わないわ。
だってこの天井、
地震で壊れるなら、まぁ納得ね。この屋敷ももう古いし。
tn「グルさん!?グルさん大丈夫か!?!」
ci「え…?やられた……?」
sha「おい嘘だよな!?」
syp「返事してください!」
ていうか……
貴「うるさいわね、こいつら。」
一人が大声出しただけでギャーギャー喚いて…なんなの?本当に同じ人間かしら。
あぁ、私は元、ね。元人間。
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あめさん(プロフ) - 空白さん» 気がついてもらえましたかー!ちょっと凝って作ったつもりなんですよねー!改めて、あけましておめでとうございます!初コメありがとうございますっ!! (2021年1月4日 18時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 行頭一字で明けましておめでとうって書いてある…!明けましておめでとうございます!(初コメ失礼致します!) (2021年1月4日 16時) (レス) id: 4f2f6e9221 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 優さん» 初コメありがとうございます!あけましておめでとうございます。ご声援ありがとうございます! (2021年1月3日 9時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
優 - あけましておめでとうございます。今年も頑張ってください!(ちなみに初コメです。) (2021年1月1日 21時) (レス) id: 807c1b75df (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - たけのこ派からポッキーになりかけの輾転反側さん» 年を跨いでおめでとうございます〜!ありがとうございます!最後まで頑張るので、どうか見捨てないでいただけたら幸いです!今年もよろしくお願いします〜! (2021年1月1日 0時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめさん | 作成日時:2020年12月5日 12時