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▽ 相談相手 ページ15
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side : Ryusei.F
「...安嶋くん、俺どうしよう」
「急にそんなこと言われてもわかんない」
家に帰ってから、自分がやってしまった事に気付いて
無意識に安嶋くんに電話をかけていた。
「うっちーくんに嫉妬した」
「うん、だから深キョンは説明不足なんだって」
若干呆れた様子の安嶋くんに、
放課後の話をすれば安嶋くんは
"嫉妬しちゃったんだ"と言ってきた。
「だから俺そう言った！」
「あーもう怒らないでよ」
「Aとも言い合いになっちゃったし」
「うん、そりゃAちゃんは鈍感だもん」
「俺、Aのあんな顔初めて見た」
うっちーくんに頭ポンポンされた時も、
デコピンされた時も、Aの顔は明らかに
恋をしてる女の子で。
「...深キョンはそれでいいの？」
「え？」
「Aちゃんに"うっちーのこと好きになった"って言われたわけじゃないんでしょ？」
「それはまぁそうだけど...」
「じゃあ本当にひらつ先輩と深キョン以外にされたことがなかったから驚いて照れちゃっただけかもしれないじゃん」
「でもA、勘違いしちゃうって言ってた」
「それは"そういうことされると"って話でしょ？実際にAちゃんがうっちーにそれをされて"勘違いしちゃった"とは言ってないんだよね？」
安嶋くんの言葉が全部正論で、
何も言い返せずに黙ってたら
"俺は深キョンのこと応援してるよ"と
安嶋くんは最後に優しい言葉を掛けてくれた。
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作者名：miu*｡ﾟ | 作成日時：2021年2月18日 18時
