ちっちゃな参謀、詐欺にあう。 ページ6
仁王side
今俺は部室の外の壁に耳をつけて幸村とちっちゃいのとの会話を盗み聞きしているんじゃが…
あんなに幸村が人に優しくするのは珍しい気がするのは気のせいじゃないはずじゃ。
ちっちゃいのも大変じゃのぅ〜あの幸村に好かれるなんての〜←
『ガチャ』
おっ！幸村が出てきたみたいじゃ。…あの様子じゃと多分俺には気づいてないみたいじゃ。
あんなに幸村が上機嫌になるなんてなぁ…なんの話をしてたのかほとんど聞き取れなかったんじゃが…気になるの〜
だってあの幸村がスキップしながらテニスコートに戻ってくんじゃぞ！？気にならないわけないじゃろ！！
これは話しかけるしか選択肢はないぜよ。
『ガチャ』
あのちっちゃいのなにしとるんじゃ？ぼーっとしとるようじゃけど…
仁王「のぉ。お前さん」
ちっちゃいのはびっくりしてこちらに目線を向ける。
仁王「なにしとったんじゃ？ぼーっとして。」
ちっちゃいのは恥ずかしそうに「なん…で…もない…です」と言ってうつむいてしまった。
仁王「考え事か？何か悩んどるんじゃったら俺が相談に乗るぜよ。ほれ、話してみんしゃい」
…俺はなにを言っとるんじゃ。初対面の人間に突然��相談してみろ。��なんて言われたら警戒するに決まっとるのに。
じゃが、その考えは違ったようじゃった。
A「えっと…本当に…相談に乗ってくださるん…です…か？」
仁王「あぁ。ホントなり。なんでも話すなり」
俺が言うとゆっくりとじゃが、話してくれた。
A「さっきまで…テニス部の…部長さんとおはなしさせて…いただいていたんですけど…」
A「おはなしが終ったときに…少し笑われて…。きっと変な奴だなって…思われて…しまったんだなって…」
…幸村、どんな笑い方して部室でたんじゃ？
でも、変な奴って思ったんならあんな反応しないじゃろうしなぁ
仁王「そんなことないと思うぜよ。幸村がさっき部室から出てきたとこを見たんじゃが、今まで見た幸村の笑顔の中で一位二位を争うってレベルの笑顔でスキップしながらコートに戻っていったからの。」
A「そうですか…ありがとう…ございます」
仁王「別にいいナリ。相談しろっていったのはこっちじゃしの。」
A「そう…ですか…ありがとうございます！…えっと…」
仁王「仁王雅治じゃ。よろしくナリ。」
A「仁王さん…よろしくお願いします！」
と無邪気な笑顔で返事をした。
…幸村が気に入った理由がいまわかったナリ…
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日吉和菓子2円 - 了解です！ (2018年4月16日 21時) (
レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ太郎(プロフ) - ありがとうございます！ 褒めていただけると私の励みになりますので、上から目線ですがこれからもこの作品をよろしくお願いします！ (2018年4月16日 17時) (レス) id: 4c4f725ca6 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - 可愛い過ぎですぅぅう！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイカ食べたい。 | 作成日時：2018年4月7日 19時
