ちっちゃな参謀、魔王と戦う ページ5
ー前回のあらすじー
参謀vs.魔王でAの取り合い
幸村side
今俺は職権を乱用して部活から抜けて、部室の扉の前にいます。
…出来るだけソフトに、ナチュラルに入らなければならない。
文字にすると簡潔で簡単そうに見えるが案外むずかしい。
かれこれ10分ほど扉の前で右往左往している。
…もう普通に入ろ。考えんのめんどくせーわ。
『ガチャ』
目の前で机に向かっている彼＿もといAはどうやら点字の教科書を読んでいるようだ。
幸村「やぁ。お勉強捗っているかい？」
彼はビクッと肩を揺らし勢いよく俺の方を見る
しばらく固まっていたけど、落ち着きを取り戻しコクリと小さくうなずいてくれた。おそらく先程の質問だろう。
幸村「そうか。よかった。ごめんね？驚かせちゃって…」
すると彼は首を横に振って小さな声で「だい…じょう…ぶだ…よ？」と言ってくれた。
さっきから彼の返事の仕方がかわいくてかわいくて仕方ないんだが。どうしよう。お持ち帰りしちゃおうかな？
幸村「分からないことがあったら俺にも相談してね？いつでも教えてあげるから。」
A「あり…が…と…う」
小さかったけどしっかりお礼を言った。
お礼が言えるのはいい子の証拠ってどっかで誰かが言ってたな。
じゃあ彼はいい子だね。いい子にはご褒美をあげないといけないね
ご褒美になんとなく頭を撫でてみた。
びっくりして最初はあたふたしてたけど次第に慣れて言ったみたいで少し照れくさそうに俺に頭を撫でられていた。
…そういえば俺、自己紹介してなくね？
幸村「俺の名前は幸村精市。三年C組。今はテニス部の部長をしているんだ。よろしくね」
A「よろしく…！お願いします…。」
幸村「ふふっ」
おっと可愛すぎてつい笑ってしまった。
幸村「それじゃあ俺はそろそろ部活に戻るね。学校でも寂しかったらいつでも俺のところにおいでね。待ってるから」
俺はスキップしながら部活に戻っていった
そしたら真田にめちゃくちゃ怒られた。
解せぬ(´・ω・｀)
ー魔お((ゲフンゲフン幸村が去った後ー
Aside
やばい！さっき撫でられたことが嬉しすぎてちょっとおっきな声で返事してしもた。
しかも笑われたし…しかもあの人部長さんでしょ？部長さん嫌われたら僕もうテニス部の部室入れなくなるじゃん！
…終わったな。
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日吉和菓子2円 - 了解です！ (2018年4月16日 21時) (
レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ太郎(プロフ) - ありがとうございます！ 褒めていただけると私の励みになりますので、上から目線ですがこれからもこの作品をよろしくお願いします！ (2018年4月16日 17時) (レス) id: 4c4f725ca6 (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - 可愛い過ぎですぅぅう！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: 4bd1cfe4c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイカ食べたい。 | 作成日時：2018年4月7日 19時
