紳士の彼女は百合好きの変人さん。 (ページ20)

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「「王様だーれだ！」」貴「…正直誰でもいい」２０話ページ20

ん…？いや、まてよ？
よくよく考えたら王様ゲームってくじなかったらできなくね？

A「蘭華。もしかしたらしなくてもいいかもしれない(コソッ」

蘭華「ほんと？だったらいいんだけど…(コソッ」

幸村「あ、今やらなくてもいいかもとか言ってたよね？」

！！なんでバレてんだよ！

幸村「蓮二！！」

柳「ああ。くじなら用意してあるぞ。精市が王様ゲームをすると言い出す確率78％だったからな」

幸村「残念だったね！うちの蓮二は優秀なんだよ！」

くっそ！柳蓮二め！！今まではそんなことなかったけど今結構殺意湧いたわ

柳「すまないが精市は言い出したら止まらないタイプなんでな。参加してもらうぞ」

幸村「って事で皆、くじ引いてね。引かなかったら…わかってるよね＾＾」

かくして地獄の王様ゲームが始まったのだった

「「王様だーれだ！！」」

キター！！！！私が王様だ！
即、終わらせてやる

A「私だ」

幸村「命令は？」

A「王様ゲームおw((幸村「終わりとか言わせないから＾＾」…9番は2番を殴れ」

恐らく2番は幸村精市だ。なぜか確信が持てる
9番だれか力の強いやつ来ないかな

幸村「2番は俺か」

柳「9番の奴はいないのか？」

9番の人が出てこない。そんなに幸村精市が怖いのか

幸村「全員自分の番号言ってって」

柳「俺は1番だ」

柳生「私は7番ですね」

桑原「俺は6番だな」

切原「…5番」

丸井「8番だよぃ」

仁王「3番じゃ」

蘭華「私は4番だよ？」

幸村「ってことは」

真田「…俺が9番だ」

幸村「ふーん…真田が俺を殴るんだ」

真田「そう、なるな」

真田弦一郎が幸村精市の前まで移動する

真田「すまない幸村！！」

腕を振り上げ勢いよく幸村精市に向かって振り下ろす

『バチン』

と鈍い音がバスの中に響く

幸村精市が真田弦一郎を睨む。相当怖い顔で

幸村「…何も本気で殴らなくたってよくないかい」

真田「だがしかし、命令では殴れと…」

幸村「だからって本気で殴る必要はさらさらないよね」

幸村「…あとで覚えておきなよ」

という幸村精市の一言で場が収まった(？)

幸村「さっ、続き始めようか」

いつものニコニコ笑顔でさっきまでのことはなかったかのように＂続き始めようか＂なんていいだすんもんだから怖い