じゅーろく話 ページ16
家に入ったあとは普通に夕飯作って食べて、お風呂に入って、寝た。
ー次の日ー
1日が終わり蘭華と帰ろうと廊下へ向かうと幸村精市、真田弦一郎、柳蓮二の三人が立っていた。
確かにいつもより騒がしかったな...
A「どうかなさいましたか？」
幸村「昨日言ったでしょ。明日部室に行くって。」
確かに行っていた。
柳「まさか忘れていたわけあるまいな。」
…こいつはエスパーか何かか？
蘭華「…ごめんなさい。正直忘れてました。」
A「申し訳ない。」
幸村「そんなことだろうと思った。ほら行くよ。」
行くよと言われたので黙って三人の後をついて行く。
するといきなり前の三人が止まったのでぶつかりそうになった。蘭華に関しては支えるのが遅かったため真田弦一郎にぶつかって「いたっ！」と声を上げている。
幸村「ここが部室。さぁ入って」
と言われたので正直入りたくないが入る。
やはりあの三人はこちらを警戒しているようだ
そんなことも気にせず幸村精市は優雅に椅子に座って話を始めた。
私たちも少し離れた席に座って話を聞く。
幸村「これから来週に行われる合同合宿の説明をする。」
柳「まずはこれを見てくれ。」
とプリントが配られる。
柳「そのプリントには合宿の説明や必要なものが書かれている。恐らく合宿所についても使うだろうから無くさないように。」
と切原赤也を見ながら言う。
柳「この合同合宿には我々立海、青学、氷帝、四天宝寺の四校が参加する。」
柳「この合宿の目的は選手の強化より苦手の克服を主としている。だから学校別に練習することよりもシャッフルマッチが多く行われることになる。」
幸村「だから今回の合宿は出来るだけ多く選手と試合をすることを目標とする。もちろんダブルスプレイヤーもシングルスで試合をしてもらうこともあるし、逆もまた然り。そのことを頭に入れておいてくれ。」
柳「質問はあるか？」
切原赤也がガタッと音を立てて立ち上がる。
切原「なんで合宿の説明なのにこいつらがいるんすか？！来る必要ないでしょ！」
柳「それは彼女達もこの合宿に臨時マネージャーとして参加してもらうからだ。」
仁王「俺は嫌ぜよ。こんな連中信用できないなり。」
丸井「そうだぜぃ。考え直した方がいいんじゃねーの？」
そこまで疑うか。昔に何があったんだ。
幸村精市が口を開いた。
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作者名：スイカ食べたい。 | 作成日時：2018年3月19日 19時
