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5話 ページ6

未だに泣き叫びながら、長髪の男性(名前聞いたけど忘れた)に抱き着く女性。



そんな女性の頭を優しく撫でている長髪の男性(この人も警察)



「ねえ。お姉さん。」



そんな2人を遠い目で見ている私に話しかけるメガネの少年(こっちも名前忘れた)



『なんだい?少年。』



「何で、刑事さんにお名前言わないの?言いない事情でもあるの?」



私を探るように聞いてくるメガネの少年に“確かに”と賛同している美人の刑事さん(この人も以下略)



『少年に答える義理ないよね?それに個人情報をこんな大勢の前でしかも、こんな何が起きるか分からない米花町でペラペラ話すわけ無いでしょう。』



言えない事情もくそもあるものか...私を面倒臭い事に巻き込むなよ。



そう心の中で毒吐いていると“ふざけないでよ。返して。優秀を返して”と私に殴りかかってくる女性(名前は以下略)



そんなトロい攻撃が私に当たる訳も無く、さらりっと躱すとその拍子に転ぶ女性。



「いたっ!?これは立派な暴力よ!!」



そう叫んでいた。



『私は貴方の遅い攻撃を躱しただけで、貴方が勝手に転んだのでしょう?ってか、貴方の方が暴力では?ねー刑事さん。』



そう女性の刑事さんを見ると“岡本さん落ち着いてください”と宥めようとするも“私に触らないで”と怒鳴る女性。



あっ面倒臭いタイプの女だ...なんて思っていると、女性は私を睨みながら“許さないから”と叫んでいた。



『情緒不安定かよ。』



そんな呟きが聞こえたのか、テーブルに置いていたコップの水を掛けられた。



「岡本さん!?ちょっと!!」



驚きの声をあげる女性の刑事さんと“タオルを”と裏から真新しいタオルを持ってきた、爽やかな店員さん。



『.....』



タオルを受け取ること無く、女性に近付こうとしているとサングラスの男性(以下略)に腕を掴まれ止められた。



何故?

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作者名:チロル | 作成日時:2023年12月19日 13時

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