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1話 ページ2

『...ここが米花町(呪霊の住みか)。噂以上なんですけど。』



大きなため息を溢しながら、道行く人に視線を向けまた大きなため息を溢す。



米花町...別名“犯罪都市”。異常なまでの犯罪が起きておりその原因が“呪霊”の仕業では...なんて呪術界でも議題に上がるほど。



しかし、“呪霊”はただ住み着いているだけで人間を襲うことはほぼ無く、米花町での呪霊被害も片手で数えられる程度。(呪霊の被害が出た時も呪術師が米花町に来ていたから)



その為、上層部(腐ったミカン共)は“呪術師”が関われば呪霊の被害も増える可能性がある...と米花町に呪術師が派遣される事はなくなった。



さてここで問題。デデーン。



*何故、私が米花町に来ているのか。



1、とある呪術師が米花町で“特級呪物”を失くした。


2、変死体が見つかった。


3、未確認の“特級呪霊”が何度も確認された。



チッチッチ...















『正解は全部です...って、私は何を言ってるんだ?』



はあ。と大きなため息を溢すと目の前には可愛い猫ちゃんが変な物を見るような目で私を見ていた。



止めてくれ。疲れきった私には大ダメージなんだ...。



なんて、猫ちゃんに言っても分からないか...っと頭を撫でようとすると逃げられた。



『...何処か落ち着く場所でも。』



っと、辺りを見渡していると....。



雰囲気のいい喫茶店を見つけそこで休む事に。



しかし、その浅はかな行動を悔いることになろうとは...



この時の私は知るよしもない。







『....米花町、こわっ!?』

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作者名:チロル | 作成日時:2023年12月19日 13時

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