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あの子との思い出〜過去編･与謝野〜 ページ7
与謝野side
与｢ほんっとにふざけんじゃないよ！！｣
アタシは飲んでいた酒をダンッと机に叩きつける。
『与謝野先生、珍しく酔うまで飲んでますね。』
今は秋と居酒屋にいる。
酔うまで飲むのも秋の前だけだ。
『そこまで飲むなんて、嫌な依頼人なんですか？』
与｢今回の依頼人はアタシの苦手な感じなんだよ。｣
アタシを女だからといろいろ命令してくる。
与｢嫌味な事をいってくるしねぇ…！｣
もう1杯酒を一気に飲む。
『与謝野先生、流石に飲みすぎですよ？もう、帰りますよ。兄さんも心配するので。｣
与｢…分かったよ…。｣
――――――――――――
『与謝野先生。』
与｢なんだい？｣
帰り道、秋が話しかけてきた。
『いつでも話聞きますからね、嫌な事を溜め込まないでください。』
秋は優しくニコリと笑う。
与｢嗚呼…ありがとうね。｣
アタシの弱い所を知ってるのは秋だけだ。
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作者名：おむらいす | 作成日時：2017年9月27日 17時
