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私の過去は思い出したくないもので。 ページ22
夢主side
｢なんで貴方はできないの。｣
｢兄を見習え！｣
何にもできない私はいつも親から兄と比べられていた。
私は親が嫌いだった。
だけど兄は好きだった。
国｢母さんと父さんの言う事は気にしなくていいんだぞ。｣
兄は優しかった。
強かった。
守ってくれた。
必要としてくれた。
だから好きだった。
そんな兄から見放された私はもういる価値などない。
『…私が居なくなれば兄さんの為になるのかな…。』
ごめんなさい、兄さん。
最後に兄さんの役に立つから。
いらない妹を許してください。
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作者名：おむらいす | 作成日時：2017年9月27日 17時
