二話【政府】 ページ3
長義「どうやら随分とご機嫌だね。」
仕事をしていた時に話しかけてきたのは長義さん。
『え?そうですか?』
長義「何か良い事でもあったのかな?」
『特にこれといった事はないんですけど…やっぱり刀剣の皆さんと仲が深まるのは嬉しいなって…。』
へへ、と笑うと、長義さんに鼻で笑われた。何故。
長義「君は俺達が何かやらかしても怒らなさそうなくらい俺に甘々だね。」
そんなことない、という前に一枚の手紙を渡された。
長義「…政府からだよ。」
ひゅ、と喉が鳴った。
政府から改まって手紙なんて珍しいってレベルじゃない。
それに…政府は…。
『…ありがとう、ございます…。』
長義「…用はこれだけだ。見られたくない内容もあるだろうから俺はこれで失礼するよ。」
『待って。』
私は咄嗟に長義さんの服の裾を掴んだ。
『怖いんです、一緒に居てくれませんか…。』
長義「……君がそれでいいなら。」
恐る恐る手紙を開けると、内容は簡潔に綴られてた。
三日後、そちらへ伺う。
長義「…政府がここに…?一体何の用かな…?さなえの時も数え切れるほどしか政府はここに来なかったが…。」
『……嫌な予感しかしませんね…。』
長義「…その場には誰が同席するんだ?」
『…長谷部さんと山姥切さん、おふたりを。』
長義「……そうかい。」
そう言い残すと長義さんは部屋を出て行ってしまった。
『はぁ…。』
それにしても…政府か…。
ここに来るだなんて、対策なんて立てられないし…。
よし、今は何も考えないようにしよう。
燭「主、おやつ出来たよ。」
『!!食べます!ありがとうございます!』
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"怖いんです、一緒に居てくれませんか…。"
長義「(全く…頼る事を覚えた彼女は恐ろしいな…。)」
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おむらいす星人(プロフ) - 薪宮 華さん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2020年2月23日 10時) (レス) id: f5ed810082 (このIDを非表示/違反報告)
薪宮 華(プロフ) - この作品大好きです!更新頑張ってください! (2020年2月21日 17時) (レス) id: 83008217ab (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす星人(プロフ) - あいりんごさん» コメントありがとうございます!私もコメントして下さる方が居て嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2020年2月19日 0時) (レス) id: f5ed810082 (このIDを非表示/違反報告)
あいりんご(プロフ) - めちゃめちゃ大好きな作品だったので続編が出て嬉しいです!! (2020年2月19日 0時) (レス) id: 1a90825dd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむらいす星人 | 作成日時:2020年2月18日 19時