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「気づいとった？ Aの影がどんどん薄なっとんの」
「気づいとった。……我慢できんかった。あいつが、全て捨ててでも俺とくることを望んどったらって、そう願っとったらあんなこと言ってもた」
人と妖は、交わるべきではない。
そして彼らの食べ物を食べたとしても、あちらの住人になったとしても、それはただの幽霊のようなものである。
そう簡単に、人は妖怪にはなれない。
住人に、という言い方では優しすぎる。ただ、この人間界に存在出来なくなるだけの話なのだ。
「いつまでも姿が変わらん、長生きのお前と違って、Aはすぐに死んでまうんやで」
「あいつを連れてきたお前がそれを言うんか！」
「……それは、ごめん」
嫁にしたい。
それは、本当にそう思っているのに。
なくすものが大きい。この先の未来が重い。
「アレは、自分がどれほど愛されているかに気づいていないだけじゃ」
神は言う。
彼女は愛されていないわけではないと。
ただ、迷い込んでいるのだ。
「突き放せ。それがあの娘のためだと、お前にもわかるだろう」
柔い手が耳を撫でた。
それが彼女のものと似ていて、切なくなった。
「記憶は私が適当に消しておく。全て消すことは私の専門じゃないから難しいが、ある程度ならできるから」
ーーキン
あの子は、俺たちのいない世界でうまく息を吸えるだろうか。
そんなことを考えても、もう、無駄だ。
人間を好きになるなんて、思いもしなかった。
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ぴーなつ(プロフ) - 通行人Bさん» こういうときついった繋がっててよかったって思うありがとう！ (2017年9月6日 1時) (
レス) id: fdda74aed7 (このIDを非表示/違反報告)
通行人B(プロフ) - ぴーなつさん» そそ割とコメントしてた!! りえだったんです〜!! 笑 どういたしまして!! (2017年9月3日 21時) (レス) id: 75168181ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなつ(プロフ) - 通行人Bさん» ありがとう〜〜！ 通行人Bて、え、結構コメントもらったことあるんじゃ！？笑 里依だったの！笑 コメントありがとね〜〜！ (2017年9月1日 14時) (レス) id: fdda74aed7 (このIDを非表示/違反報告)
通行人B(プロフ) - 3日に1度のペースで読み返しにきてます里依ですよ!! これほんと好きなんだよね!! コメントするの忘れてた気がするからしときます完結おめでとう!! 笑 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 75168181ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなつ(プロフ) - ラシェーヌさん» ありがとう！ 悲しいばかりのエンドでも、どこかに美しさや儚さを感じてもらえたのなら！嬉しいです！ (2017年8月30日 11時) (レス) id: fdda74aed7 (このIDを非表示/違反報告)
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