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喉元がきゅうっと狭まって、とても苦しい。
大きなつっかえは、きっと私の恐怖心。
この場所と、彼を失うのが怖いのだ。
「私、は」
「うん」
優しい彼の声色が、胸を締め付ける。
愛しくて愛しくてたまらない。
そんな彼を、私は手放さなければならない。
「シロのお嫁さんにはなれない」
涙がぼろりと落ちた。
目を開けた、シロはいなかった。
ううん、いるけれど、私が見つけられないんだ。
「シロのことが大好き。でも、家族を捨てるなんて、できなかった！」
温かい何かに包まれたような感覚。
後ろにシロがいる。
振り返ることは、できなかった。
「泣かんといて。Aの笑った顔が好きやのに」
「でもっ」
思わず振り返ってしまった。
見えないことをはっきり突きつけられたくなくて、目を逸らそうとした。
けれど、そのとき視界の端に白が霞む。
「シロ？」
今にも泣きそうな顔をする彼がいた。
儚くて尊くて、また涙が溢れる。
「ここで家族を捨てて俺の嫁になるって言ったら、俺はAのこと喰い殺しとったで」
言っていることと表情が噛み合っていなくて、それがまた彼らしいなと切なく思った。
「自分のことより人を大事に想うAが好き。学校のこと、家族のこと、友達のことを楽しそうに話すAが、俺は大好きなんや」
「うん」
「A、ありがとう。お前といる夏は最高の宝物や」
「私」
ごしごしと荒く目元を拭って、霞む彼の姿を焼き付けるために、刺すように見た。
「みえなくなっても、ここに来るから。絶対絶対、会いに来るから！」
シロはキョトンとしたあと、さっきまでの静かな顔とは打って変わって、満面の笑みで頷いた。
ああ、夏が終わる
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ぴーなつ(プロフ) - 通行人Bさん» こういうときついった繋がっててよかったって思うありがとう！ (2017年9月6日 1時) (
レス) id: fdda74aed7 (このIDを非表示/違反報告)
通行人B(プロフ) - ぴーなつさん» そそ割とコメントしてた!! りえだったんです〜!! 笑 どういたしまして!! (2017年9月3日 21時) (レス) id: 75168181ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなつ(プロフ) - 通行人Bさん» ありがとう〜〜！ 通行人Bて、え、結構コメントもらったことあるんじゃ！？笑 里依だったの！笑 コメントありがとね〜〜！ (2017年9月1日 14時) (レス) id: fdda74aed7 (このIDを非表示/違反報告)
通行人B(プロフ) - 3日に1度のペースで読み返しにきてます里依ですよ!! これほんと好きなんだよね!! コメントするの忘れてた気がするからしときます完結おめでとう!! 笑 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 75168181ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなつ(プロフ) - ラシェーヌさん» ありがとう！ 悲しいばかりのエンドでも、どこかに美しさや儚さを感じてもらえたのなら！嬉しいです！ (2017年8月30日 11時) (レス) id: fdda74aed7 (このIDを非表示/違反報告)
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