名探偵コナン短編集4

あいつの代わり「降谷零」※男主 ページ9

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降谷「A！」









『降谷、どうした？』









一服終わり、自身の仕事に戻ろうとしていた時後から声がかかった。









すぐに降谷だとわかり振り返りそう返事をすれば
むっとすこし眉間にシワを寄せる降谷に俺は察して









『…ぜろ』









そう呼べば満足気に笑い「今日は仕事が終われば暇か？」と聞かれる





今日は何も予定はないため








『あぁ、暇だ』








と告げれば「じゃあ今日はお前のおごりで焼き鳥でも食べに行こう、久々に僕もすぐに帰れそうなんだ」と嬉しそうに笑う降谷に頬を緩ませつつ『分かった』と返事を返し









降谷「終わったら僕の車に来てくれ」









『わかったよ、後でな』









そう言って自身の仕事に戻る









ーーー







『……おわったぁ』








やっと仕事が終わり伸びをして横目で時計を見れば20時といういつもより少し早いような遅いような時間でさすがにあいつは帰っているかと思いつつ早足でしたに向かう









？「…Aはお急ぎか？」








とまた後から今度は久々に聞く声で足を止める振り返れば少しタバコの匂いがして









『！秀一！どうしてここに？』









思わず駆け寄れば頬を緩ませる秀一









赤井「今度共同で仕事をすることになってな、そのうちあわせだ、」









淡々と告げる秀一は、前の共同で仕事をした時のパートナー的な存在だった人で意気投合するのも早かった。









赤井「どうだ？このあといっぱい」






ありがたいお誘いだが







『…ごめんな、先約があって』









秀一と飲みに行くのは楽しくて
本当の自分でいられるしな、
でも、あいつは俺がいなきゃ折れてしまう。
あいつを演じている俺がいなきゃ。






申し訳なく俯いていれば









赤井「…ほう、じゃあ………」









ーー




『……』






降谷「…」








赤井「Aは何を飲む？いつものか？」









(どうしてこうなった…！！)

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