名探偵コナン短編集4

名前を呼んで「スコッチ(?)」 ページ1

、








『スコッチ!!』









スコッチ「名前で呼べよ、いまはひ ろ み つ♡」






こいつ腹立つなァと思いつつ怒りを抑える








『いつもいうけど！呼ばないから！！』







スコッチ「昔は呼んでくれてたのに？」







『昔は昔！今は今！！』









スコッチ「名前で呼んでってば」








『しつこい男は嫌われるよ……って！吸殻落ちてる！！』









スコッチはわたしのセーフティハウスで呑気にタバコを吸っている。
いつ入ったのだこの男…と思いつつ落ちた吸殻を綺麗にする。









スコッチ「…なぁA」









『なに！もう、自分でひろって(スコッチ「名前で呼んでくれ」はぁー？だからよばない…って…』









しつこい問いかけに呆れながらも相手の顔を見ればスコッチは少し悲しげな顔をしていて言わざるを得なかった。









『…………景光…ってうわぁっ!?』









スコッチ「…もう1回」









『そ、その前に離れてｯ(スコッチ「早く」ｯ〜！景光！離して！』








急に抱きしめられて驚きが隠せない私をよそに景光はずっと名前を呼べという。どうしたのだろうか。









景光「…」









『…景光。大丈夫だよ』









アタマを撫でれば少し驚きつつ「ありがとな…」そう言ってさらに抱きついてくるいつもとは違う彼になんだか違和感を覚える。









ーーーーー







『…景光』









景光「…」









『……ねぇ景光』









景光「…」








『ははは、いつも呼ばれたがってたよね？だから呼んであげてんじゃん。景光』









景光「…」









『何回も…呼んでるじゃん…ｯばか…ｯ!!
目ぇ開けなよ…ｯ!!!』









景光「…」









『ねぇってば…ｯ!!!!』









降谷「ｯ…」









あぁ、こんなことなら
名前たくさん呼んでおくんだった。

あなたの匂い「降谷零」※男主→

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