4. ページ36
.
降谷さんが立ち去ったあと2人の空間には静寂が包んでいて
とても気まずい
でも風見さんからお昼誘われたんだし(?)どこか行かなきゃな、昼休みも長くは取れないし
『…ご、ご飯食べいきますか？あ！ポアロとか行きますか？』
なーんてと言う前に風見さんはツカツカと私に近寄っていて
風見「…降谷さんとは順調そうだな」
『へ、あ、ま、まぁ…』
私はあなたと順調になりたいですという願いは虚しくつづける風見さん
風見「…名前まで呼ばれているとは思わなかった。」
『…あ、あぁ！私もびっくりしました！』
あははーと笑う私に対してどこか悲しそうな風見さん
風見「…今日は降谷さんと帰るのか」
『…そ、そうみたいです。』
こちとら上司命令だという自分の権利を振りかざしてくる相手をしてるんだ。しんどい。どうせなら風見さんに振り回されたいという願望をｸﾞｯと抑える。
風見「…俺はお前の上司だよな」
『…？はい』
風見「…なら、上司命令だ、今日は俺と帰れ。」
『…はい？』
上司命令がまた重なって頭が痛くなった。
こういう場合どうしたらいいのだろう、
立場でいえば降谷さんの方が上だが、
好き度で言えば風見さんが上だ
頭を悩ましていれば風見さんは申し訳なさそうに声を上げた
風見「…悪い。言ってみただけだ。
………降谷さんとうまくいけばいいな」
そう言って踵を返す風見さんの腕を思わず掴む
『ｯ……あの…ｯ！一緒に帰りませんか…ｯ！！』
風見「ｯ…だ、だが」
『ふ、降谷さんは心が広いので許してくれます！』
私の腕が犠牲になるだろうが
そんなことはどうでもいい風見さんからの初めてのお誘いだ。断りたくない一心だった。
風見「…今日仕事が終わったら車の方へ来てくれ」
嬉しそうに私の頭を撫でて立ち去っていく風見さんに胸キュンした。
おっと、そういえば降谷さんに連絡しなければ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綺梨凪 - どれも私好みの話でキュンキュンきました！続編見たいです！これからも応援してます！(o^^o) (2018年6月12日 22時) (
レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - しいなさん» ありがとうございます…とても励みになりました！！ (2018年6月12日 10時) (レス) id: 089f4bf6ad (このIDを非表示/違反報告)
しいな - とっても面白いです！応援してます(o^^o) (2018年6月11日 8時) (レス) id: 17c953959e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なの | 作成日時：2018年5月29日 0時
